園長からの一言
15日:湿地に咲いたトキソウ |
26日:白色の花が黄色に変化し、「金銀花」の別名のあるスイカズラ |
4月末から10連休でしたが、5月の連休中、4日には「端午の節句 ショウブプレゼントとミニ観察会」に37名、連休最終日の6日には真庭市蒜山地域にて「サクラソウと蒜山の春」に約20名の方に参加して頂きました。イベント以外の植物園の通常見学予については、連休中は倉敷IC~美観地区間の混雑を避けた方が多かったようで、それほど多くなく、比較的平穏に「令和」時代を迎えました。その代わりに連休が明けてからは、様々なグループ・団体の見学が多く、見学対応の間に定例観察会や「吉井川・ハマウツボと砂地の生き物観察会」の準備などをしましたので、割合、慌ただしく過ごすことになりました。
園内では、上旬にはオキナグサが早々と綿毛になりました。今年は、島根大学の大学院生の研究の発芽実験用に提供することになっていましたので、ほぼ毎日、種子の採集を行いました。また、月末には、大分県立日田高等学校(文部科学省指定SSH)より、ミツガシワの種子の提供依頼があり、ミツガシワの種子採集も行いました。こちらは毎日の作業ではなく、数時間の作業でしたが、胴長を着て池の中を歩きまわったため、後日、脚回りの筋肉痛に悩まされました。自然の中ではなかなか採集しにくい希少植物の種子などを学術研究の材料として提供する(できる)ことは、当園の役割のひとつであると考えており、今後も積極的にこのような依頼には協力していきたいと考えています。
来園者(見学者)総数:206名
見学・観察会等 (147名) | |
5/3 | 見学3名(倉敷市)/来園2名(創和会職員 タケノコ堀りに来園) |
5/4 | 「端午の節句 ショウブプレゼント&ミニ観察会」開催,参加者37名 |
5/5 | 来園1名(倉敷市,ショウブプレゼントの開催日を間違えて来園,ショウブを差し上げた)/来園1名(倉敷市内 植物愛好家の方) |
5/11 | 総社市中央公民館 総社分館 見学8名 |
寄島町アッケシソウを守る会 見学17名 | |
5/15 | 見学6名(岡山市) |
5/17 | 吉備学会 食農部会 見学17名 |
環境省 中国四国環境事務所より着任あいさつに来園2名 | |
5/18 | 小豆島自然観察会 見学18名 |
5/26 | 定例観察会「植物園を楽しむ会86(金銀の花々を楽しむ)」開催、参加者30名
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5/29 | 見学1名(倉敷市) |
5/31 | 来園1名(植物園ボランティアの方、植物の質問と寄贈に来園) |
その他の来園者 | |
ボランティア・・・のべ59名 |
園外での調査・講演・観察会などへの参加など各種活動
5/3 | 倉敷市立自然史博物館 講演会「博物学者 佐藤清明を知っていますか?」聴講(倉敷市立美術館) |
5/6 |
自然観察会「サクラソウと蒜山の春」開催(真庭市 津黒いきものふれあいの里と共催),参加者 約20名(真庭市蒜山上徳山)
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新庄村 希少植物 保全活動 指導 | |
5/9 | 新見市 希少植物自生地 調査(新見市哲多町) |
5/13 | 三瓶山 オキナグサ自生地および火入れ草地視察(島根県太田市) |
5/18 | 草間エビネ部会エビネ展 訪問,里地利用について聞き取り調査(新見市草間) |
5/19 | 「吉井川・ハマウツボと砂地の生き物観察会」開催,参加者40名(岡山市東区西大寺浜)
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学会/外部の委員会/役員会への出席・参加など
5/8 | 倉敷の自然をまもる会 理事会 出席(倉敷市 市民活動センター) |
マスコミ取材、情報提供など
5/6 | 「サクラソウと蒜山の春」NHK岡山放送局,真庭いきいきテレビ(地元CATV)取材
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園内の管理作業など
温室エリア |
植物植え替え(タンポポsp.,キエビネ,カタクリ,ミカワシンジュガヤ,蒜山産ユウスゲ)/種子採集(オキナグサ,タネツケバナsp.,ミツガシワ)/草刈り(刈払機)作業(入口付近,温室北広場,池東側フェンス沿い,池周囲,温室南側観察路,外部市道法面)/手刈り・草取り作業(オキナグサ植栽地,入り口わきコブシ下,ウマノスズクサ植栽地)/外来植物(マツバウンラン)駆除作業/入口わきコブシ コブシハバチ幼虫 駆除作業/栽培用砂 熱湯消毒/プランター等 水やり作業(随時)/散水用タイマー,スプリンクラー設置
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湿地エリア |
草刈り(刈払機)作業(入口~木道入り口,木道入り口~ユウスゲ前広場,中広場)/刈草 収集・焼却/伐採木 幹・枝 片付け/外来植物(セイタカアワダチソウ)駆除作業 |
その他 |
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その他(貴重植物の寄贈・受け入れ・ウェブサイト更新など)
寄贈等 |
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随時 | 植物園WEBサイト更新
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