園長からの一言
24日:見ごろとなったオキナグサ |
29日:ヨシノボリの仲間を捕まえたカワセミ |
園内の冬仕事(樹木の間伐や下刈り作業など)を行う傍ら、学会での発表準備や岡山県野生生物目録の改訂作業などのデスクワーク、6日の倉敷美しい森の湿原保全作業、9日には岡山市でのシンポジウムでの講演など園外での活動もと、実に年度末らしく?慌ただしく過ぎていったひと月でした。当初の予定では、月末31日には真庭市蒜山での草原保全活動(山焼き)を予定しており、それで締めとなる予定でしたが、悪天候のため、実施が4月に延期となり、30日は山焼きボランティアの講習会のみ行いました。31日の予定が空いたので、倉敷市加須山で開催された「ミズアオイのたねまき会」に参加し、この行事用に寄贈した植物園のミズアオイ種子(自生地のものと由来は同じ)を、参加者の皆さんと播種することができました。
園内はサクラソウやオキナグサなど様々な植物の開花が始まり、一気に春めいてきました。24日の「植物園を楽しむ会」では、倉敷の自然をまもる会による野草のお粥のサービスと園内のいたるところに生えたツクシ、ノビルなどを(閉会後に)採って帰れます、としたためか、70名を超える参加者があり、大勢の方に植物園の春を楽しんでもらうことができました。また、春を楽しんでいるのは人間だけではなかったようで、温室エリアの池には、カワセミのカップルが姿を見せ、盛んに鳴きあったり、捕まえたエサをプレゼントしたりする様子がみられました。来園者(見学者)総数:139名
見学・観察会等 (87名) | |
3/1 | 来園1名(総社市,樹木伐採ボランティア,伐採樹木は薪ストーブの薪として持ち帰り) |
3/8 | 来園1名(総社市,樹木伐採ボランティア)/来園1名(倉敷市立自然史博物館友の会 会員,ミズアオイのたねまき会用のミズアオイ種子および栽培解説の受け取りに来園) |
3/9 | 来園1名(総社市,樹木伐採ボランティア) |
3/20 | 来園2名(環境省中四国自然環境事務所 職員2名,異動の挨拶に来園) |
3/24 | 定例観察会「植物園を楽しむ会84(駒返る草花の恵みを楽しむ)」(倉敷の自然をまもる会共催)開催、参加者73名(+倉敷の自然をまもる会スタッフ6名)
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3/27 | 龍泉寺の自然を守る会 会長 来園(岡山市,龍泉寺の自然を守る会10周年記念誌 監修について相談)/来園1名(総社市,タンポポ調査・西日本2020 調査サンプルを持参)/来園1名(岡山市,ツクシ採り) |
3/31 | 来園1名(倉敷市,オキナグサの撮影) |
その他の来園者 | |
ボランティア・・・のべ52名 |
園外での調査・講演・観察会などへの参加など各種活動
3/6 | 倉敷美しい森 湿原保全活動,植物園ボランティアおよび倉敷市環境政策課・倉敷市自然保護監視員と協働(9名)(倉敷市曽原 倉敷美しい森) |
3/9 | SAVE Japan プロジェクト シンポジウム「生物の視点からの環境・地域づくり ~SDGs目標15を実現するために~」講演・パネリスト |
3/20 | 倉敷市内 開花ハチク 経過観察 |
3/21 | 新見市草間地区 里地・里山利用についての聞き取り調査 |
3/30 | 蒜山 山焼きボランティア講習会 講師(真庭市蒜山上徳山)
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3/31 | 倉敷市立自然史博物館友の会「ミズアオイのたねまき会」参加(倉敷市加須山)
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学会/外部の委員会/役員会への出席・参加など
3/15-19 | 第66回日本生態学会 神戸大会 参加・発表「岡山県真庭市蒜山地域における火入れの現状 〜「山焼き」を受け継ぎ、伝えるには?〜」(神戸国際会議場・神戸国際展示場)
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3/20 | 倉敷の自然をまもる会 理事会(倉敷市役所) |
マスコミ取材、情報提供など
3/8 | 山陽新聞倉敷本社 記者 「重井薬用植物園の四季」用 植物写真撮影 |
園内の管理作業など
温室エリア |
草刈り(刈払機)作業(カワラケツメイ植栽地,隣接放棄水田)/池ふち ヤナギ枝剪定/樹木伐採(ギンバイカ,幹倒伏のため)/外来植物(外来タンポポ)駆除作業/植物植え替え(ヒメカンアオイ,セツブンソウ,ベニバナヤマシャクヤク,ヒトリシズカ)/栽培用砂 熱湯消毒 |
湿地エリア |
樹木伐採(アラカシ,アベマキ,ナナミノキ等)/手刈り・草取り作業(ユウスゲ植栽地内ヤハズエンドウ 草取り,湿地東斜面 下刈り)/樹木苗 植栽(ヤマザクラ,ズミ,ノリウツギ)/奥広場 堆肥枠設置/ショウブ池内部 掃除/刈草・伐採木枝 収集・焼却
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その他 |
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その他(貴重植物の寄贈・受け入れ・ウェブサイト更新など)
寄贈等 |
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随時 | 植物園WEBサイト更新
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