園長からの一言
6日:豪雨の中 花を咲かせた大賀ハス |
23日:「大暑」37℃付近を指した温度計(14:30頃) |
5日から7日にかけて降り続いた雨は、真備町域をはじめとする倉敷市はもちろん、西日本の広い地域に甚大な被害をもたらしました。現在もなお、避難所での不便な生活を送られている被災者の方もおられます。被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。植物園内は幸いにも特段の被害はありませんでしたが、植物園のある浅原地区内では法面の崩落による県道の通行止めがしばらく続きましたし、あちこちで小規模な崩土が見られました。真備町域の浸水被害の全容も明らかになっていない状況ではありましたが、14日夜には「ひかりにあつまれ!夜の昆虫観察会」を、15日夜には定例観察会「植物園を楽しむ会(夕闇包む山辺を楽しむ)」を開催しました。「夜の昆虫観察会」については、昆虫館の岡本館長と開催するかどうかを協議しましたが、「このような時だからこそ、子供たちには楽しい思い出を作って、笑顔でいてほしい」という意見で一致し、開催することとしました。当日は一組のキャンセルもなく20名の子供たちが参加し、暗闇の植物園で様々な虫を見つけて笑顔を見せてくれました。
豪雨災害後は、一転して大変な猛暑が続きました。連日、植物園の最高気温は35℃を超え、25日にはまさかの39.6℃を記録しました。植物園に設置している温度データロガーの測定値は倉敷のアメダスの測定値よりも2~3℃程度高いことが多いのですが、設置場所の問題かと思い、二十四節気の「大暑」(23日)の日に、事務所建物の日陰に設置した温度計と比較してみました。そうしたところ、事務所の温度計が37℃弱を指していた午後2時半ごろ、データロガーの測定値は36.6℃とほぼ同じ値を示していました(最高気温は38.3℃)。23日の倉敷のアメダスの14-15時の気温は34.3℃、最高気温は35.2℃となっており、同じ倉敷でも場所が違うとこのくらいの気温の違いが出てくるようです。ここまで暑いと、人間の熱中症はもちろんですが、植物園で栽培している植物の中にも暑さにやられて萎れたり、根が蒸れて根腐れを起こしたりといったものが出始めており、水やりの回数、タイミングを工夫したり、移動できるものは風通しの良い日陰に移したりと、暑さとの戦いを続けています。来園者(見学者)総数:92名
見学・観察会等 (57名) | |
7/1 | 見学3名(総社市) |
7/14 | ひかりにあつまれ!夜の昆虫観察会」開催(19-21時),参加者37名(うち子供20名)+講師1名(倉敷昆虫館 岡本館長)
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7/15 | 来園2名(植物園ボランティアの親子の方,昆虫採集トラップを回収に来園) |
定例観察会「植物園を楽しむ会76(夕闇つつむ山辺を楽しむ)」開催,参加者13名
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7/18 | 来園1名(岡山市,ボランティア活動見学に来園) |
その他の来園者 | |
ボランティア・・・のべ35名 |
園外での調査・講演・観察会などへの参加など各種活動
7/24 | トマト銀行鶴形支店講演「野の花でティータイム ~美味しい野草のお茶を淹れながら~」参加者約10名 |
学会/外部の委員会/役員会への出席・参加など
7/13 | 岡山県 野生動植物調査検討会 植物部会(平成30年度第2回) 出席(岡山県庁) |
7/14 | 倉敷市立自然史博物館友の会 幹事会 出席(倉敷市立自然史博物館) |
マスコミ取材、情報提供など
6/6 | 特になし |
園内の管理作業など
温室エリア |
植物植え替え(ヤブツルアズキ,ヤブツバキ,フナバラソウ)/草刈り(園内フェンス沿い,池 北側~東側,温室南 ススキ植栽地,圃場,その他園地,市道)/草取り作業(カワラケツメイ植栽地,金網フェンスつる植物剪定)/刈草 収集・焼却/園内排水路掘り(7/6)/温室横排水溝,南排水溝 土砂さらい(7/28)/温室 散水用圧力容器 メンテナンス/水やり用 スプリンクラー 設置/倉庫(旧事務所)片付け/小型冷蔵庫 購入・設置(ボランティアの方の熱中症対策の一環) |
湿地エリア |
草刈り(刈払機)作業(ショウブ池前~階段,中広場)/草刈り(手刈り)作業(シロヤマブキ・ナツアサドリ植栽株回り)/刈草 収集・焼却 |
その他 |
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その他(貴重植物の寄贈・受け入れ・ウェブサイト更新など)
寄贈等 |
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随時 | 植物園WEBサイト更新
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