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重井薬用植物園
岡山県倉敷市浅原20
TEL:086-423-2396
FAX:086-697-5865
E-mail:shigeihg@shigei.or.jp

 

植物園便り

5月の活動(2018.6.14)

園長からの一言

25日:満開となったウツギ 10日:シロノチリツバキに発生したチャドクガ幼虫
25日:満開となったウツギ
10日:シロノチリツバキに発生したチャドクガ幼虫

1日に真庭市蒜山でのサクラソウ自生地の山焼き、3日に西大寺の吉井川畔でのハマウツボ観察会、5日に植物園でショウブプレゼントと見に観察会、6日に真庭市蒜山でのサクラソウの観察会と、月初めから保全活動や観察会が続き、慌ただしいG.W.後半となりました。観察会は毎年開催しているものがほとんどですので、それほど準備に時間をかけなくても良いはずなのですが、前年と同じ資料で同じ話をするのは何となく手抜きをしているような気がしますので、説明用フリップなど、毎年少しずつバージョンアップを重ねています。改善の余地があるということは、解説も不十分な部分があるということでもありますし、リピーターの方にも「新ネタ」を楽しみに、毎年参加していただければと思っています。

園内の管理作業では、中旬頃までは比較的涼しかったせいか、植物の成長が鈍く比較的落ち着いて作業をしていましたが、徐々に気温が上がってきた下旬からは、例年通り、草刈りシーズンが始まりました。忙しいときは草刈りは後回し…にできれば、いくらか楽なのですが、草地に生える植物の中には草刈りのタイミングがずれると、花が咲かなくなるものもありますので、花を咲かせるためには、草刈りは最優先、ということになります。また、この時期には園内のツバキなどにチャドクガが毎年発生して苦労していますが、今年は集団になっている発生初期に徹底的に葉・枝ごと取り除きましたので、殺虫剤をほぼ使用せずに抑えることができました。時期を逃して殺虫剤を使わざるを得ない年もあるのですが、このように、生き物の生態を把握し、それを園内の管理に応用していければと思っています。

 

来園者(見学者)総数:143
見学・観察会等 (107名)
5/5 「端午の節句 ショウブプレゼント&ミニ観察会」参加者25名

5日:「端午の節句 ショウブプレゼント&ミニ観察会」 5日:これでも満開、ショウブの花序

5/9 見学3名(岡山市1,瀬戸内市2)
5/11 11日:総社市 さろんあっとほーむ 見学総社市 さろんあっとほーむ 見学 20名
5/16 来園2名(トマト銀行鶴形支店より講演の依頼・説明に来園)
5/19 19日:植物園を楽しむ会74「白妙の花々を楽しむ」定例観察会「植物園を楽しむ会74(白妙の花々を楽しむ)」開催,参加者50名
5/30 来園1名(植物園ボランティアの方)
その他の来園者
ボランティア・・・のべ36名

 

園外での調査・講演・観察会などへの参加など各種活動
5/1 真庭市 サクラソウ自生地 山焼き(火入れ)実施 真庭市蒜山振興局 職員、津黒いきものふれあいの里職員など10名参加(真庭市蒜山上徳山)

1日:蒜山 サクラソウ自生地 山焼き 1日:前年の草刈りにより、焼け残ったサクラソウ群落 1日:サクラソウの開花(蒜山自生地)

5/3

自然観察会「吉井川・ハマウツボと砂地の生き物観察会」参加者39名(岡山市東区西大寺浜)

3日:「吉井川・ハマウツボと砂地の生き物観察会」 3日:開花していたハマウツボ

5/6 自然観察会「サクラソウと蒜山の春」参加者 約30名(真庭市蒜山上徳山)

6日:「サクラソウと蒜山の春」環境省職員からの解説 6日:「サクラソウと蒜山の春」サクラソウの観察の様子

6日:岡山県 希少野生動植物保護条例 サクラソウ保護専門員・保護巡視員 委嘱式岡山県 希少野生動植物保護条例 サクラソウ保護専門員・保護巡視員 委嘱式(真庭市蒜山上徳山)
5/19 19日:SAVE JAPAN プロジェクトシンポジウム「生き物の住みやすい環境づくりを目指して」SAVE JAPAN プロジェクトシンポジウム「生き物の住みやすい環境づくりを目指して」参加(講演のみ)(倉敷市立美術館)
5/20 草間エビネ同好会 エビネ展 訪問(新見市草間,地元の方々に山野草や草原利用のことについて聞き取り)
20日:吉備中央町 円城寺の地元産オキナグサ吉備中央町 円城寺 訪問,地元産オキナグサについて聞き取り、資料提供

 

学会/外部の委員会/役員会への出席・参加など
5/10 10日:真庭市 山焼きに関する意見交換会真庭市 山焼きに関する意見交換会 出席(真庭市蒜山振興局)
5/12-14 「第12回全国草原サミット・シンポジウム in 串間・川南」参加(宮崎県)

12日:第12回全国草原シンポジウム(宮崎県串間市) 14日:第12回全国草原サミット(宮崎県川南町) 13日:宮崎県串間市 都井岬の岬馬(野生馬)

 

マスコミ取材、情報提供など
5/3 山陽新聞朝刊 倉敷・総社圏版 連載「重井薬用植物園の四季」(サルトリイバラ)掲載
5/10 山陽新聞 作州ワイド版,「サクラソウかれん」(「5/6「サクラソウと蒜山の春」記事」掲載

 

園内の管理作業など
温室エリア
植物植え替え・播種(ミカワシンジュガヤ,シラガブドウなど6種類)/草取り作業(オキナグサ植栽地、水草プランター置き場,ノコギリソウ植栽地,フナバラソウ植栽地)/草刈り作業(カワラケツメイ植栽地,入口~温室南)/コブシハバチ・チャドクガ駆除作業/圃場耕耘/刈草 収集・焼却/外来植物駆除作業(ウラジロチチコグサ,ウスベニチチコグサ)
湿地エリア
草刈り業(中広場,キビヒトリシズカ植栽地,ユウスゲ広場横観察路)/樹木伐採(マンサク類周辺エゴノキ,クロバイ周辺アセビ,クロガネモチなど日照改善のため)/外来植物駆除作業(湿地内セイタカアワダチソウ,ウラジロチチコグサ,ウスベニチチコグサ)/刈草集め,伐採樹木枝 運搬,枝打ち/刈草・樹木枝等焼却
その他
  • 16日:事務所PC入れ替え作業
  • 18日:しげい病院に、植物の虫えい(虫こぶ)について質問に来られた方がおられたので、病院に行き昆虫館にご案内して対応。虫えい(ナラメリンゴフシ)は昆虫館に寄贈してもらった。後日、ナラメリンゴタマバチが羽化したとのこと。

 

その他(貴重植物の寄贈・受け入れ・ウェブサイト更新など)
寄贈等
  • 植物園→外部
    • 25日:ツルマメについて栽培をしてみたいとの相談を受けたため、園内の自生ツルマメ苗を東京都の方に送付
  • 外部→植物園
    • 20日:草間エビネ同好会 エビネ展にて、購入した鉢植えを片岡から植物園に寄贈。
    • 31日:岡山市の方より、カタクリ・ホソバナコバイモ種子を寄贈される。
随時 植物園WEBサイト更新
  • 18日:「現在の見ごろ植物」(トキソウ,ウツギ)/「園内花アルバム」(スギナ,コバノミツバツツジ)/「お知らせ」(6/17「夏の草原保全と観察会」要項,6/23「植物園を楽しむ会(花々のいにしえを楽しむ)」要項)
  • 23日:「植物園だより」(3月の活動,4月の活動)

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