園長からの一言
14日:植物園を楽しむ会 開会前凍結した池に氷を投げて遊ぶ子供たち | 31日:凍結により破裂した手洗い台の排水トラップ部 |
年が明けてからの寒波到来により、植物園でも厳しい寒さが続きました。比較的温暖な倉敷市ではありますが、植物園周辺は地形の影響か、気象庁のアメダス設置場所からそれほど距離があるわけではないにも関わらず、より冷え込みが厳しい傾向があります。植物園では温度データロガーを設置し、温室内の温度と屋外の気温を測定しているのですが、1月12日の朝6時台には、なんと-6.8℃を記録しました。同日の倉敷のアメダスの最低気温は-4.6℃でしたので、概ね-2℃ほど寒いようです。事務所周りの水道などには、冬前に凍結防止ヒーター(電熱線)を巻くなど事前に対策をしており、この記録的な寒波でも概ねトラブルはなかったのですが、トイレの手洗い台の排水パイプのトラップ部分が破裂していました。幸い、市販部品との交換で修理できましたが、金属をも引き裂く氷の力に驚かされました。
1月14日に開催した、植物園を楽しむ会70「火打石でとんど焼きを楽しむ」の日も、-4.8℃を記録する寒い朝となりました。当日は近隣の町内会やお寺などでもとんど焼きをするところが多く、冷え込みも相まって参加者は少し少なめになるかと思いましたが、蓋を開けてみれば116人と過去最高の参加者数を記録しました。どうも地域のとんど焼きとは参加者層が被っているわけではないようです。市街地ではとんど焼きを行うような場所もなく、地域で実施することも少なくなっているので、植物園のとんど焼きは、そういった「とんど焼き難民」の受け皿になっているのかもしれません。
また、園内の管理作業では、湿地内部の草刈りと刈った草の持ち出し作業を行いました。月の前半は、とんど焼きの準備作業に忙殺されていましたが、何とか1月中に完了することができました。なぜか草集めの作業の際には、毎年雪が降るのですが、今年も寒波の影響もあり、雪の舞う中での作業となりました。
来園者(見学者)総数:155名
見学・観察会等 (118名) | |
1/6 | 倉敷の自然をまもる会役員 春の七草(ハハコグサ,コオニタビラコ)を採取に来園 |
1/16 | 定例観察会「植物園を楽しむ会70(火打石でとんど焼きを楽しむ)」開催,参加者116名
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1/19 | 来園1名(倉敷市) |
その他の来園者 | |
ボランティア・・・のべ37名 |
園外での調査・講演・観察会などへの参加など各種活動
特になし |
学会/外部の委員会/役員会への出席・参加など
1/8 | 倉敷の自然をまもる会 理事会 出席(倉敷市役所) |
1/13 | 倉敷市自然史博物館友の会 幹事会 出席(倉敷市立自然史博物館) |
1/30 | 平成29年度 岡山県野生動植物調査検討会 植物部会(第4回) 出席(岡山県庁) |
マスコミ取材、情報提供など
特になし |
園内の管理作業など
温室エリア |
植物植え替え(ギボウシ類,アワモリショウマ,アキカラマツ,エビネ,ツルラン)/樹木剪定(トウネズミモチ,サカキ)/剪定枝 片付け(小切り)/外来植物駆除作業(外来チチコグサ類)/焼却灰 圃場へ撒布/栽培用砂 熱湯消毒 |
湿地エリア |
草刈り作業(湿地内部,展望デッキ西,奥広場東側,中広場西)/草 手刈り作業(展望デッキ下斜面)/樹木伐採(市道沿い アラカシ)/焼却灰 ユウスゲ植栽地へ撒布/伐採樹木枝 片付け(小切り)/刈草・樹木枝 収集・焼却/落葉かき(中広場西 エビネ植栽地付近)
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その他 |
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その他(貴重植物の寄贈・受け入れ・ウェブサイト更新など)
寄贈等 |
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随時 | 植物園WEBサイト更新
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