園長からの一言
27日:遅ればせながら咲いたサギソウの花 | 24日:秋を告げるマツムシソウの花 |
中旬までは暑い日が続いていましたが、下旬にはいると、秋を感じる風が吹くようになりました。7日には台風5号が通過する見込みのため、強風対策に追われましたが、幸いにもやや南よりのコースを進んだため、雨はよく降ったものの、風による被害はほとんどなく胸をなでおろしました。8月の「植物園を楽しむ会」は、熱中症対策を兼ねて、少し早めに朝8時から開催することにしています。涼しいうちに咲き始めの花々を観察し、気温が上がってきてからは湿地エリアの木陰で、「山の日」にちなんで、「山歩き」をする際の安全対策などについて、話をさせていただきました。観察会以外の見学は、この時期は暑いこともあって、あまり多くはないのですが、今年の夏は、講演をさせて頂いたり、岡山に来られた研究者の方の調査や勉強会に協力させて頂いたりと、植物園外で活動する機会が多くあり、こちらも学ばせて頂くことができました。園内の植物については、春頃の気温や、梅雨入り前後に雨が降らず、乾燥したことで、生育に影響が出た植物があったようで、例年ならばお盆前後には咲きだすサギソウが今年は全く咲かないので困惑していたところ、下旬になってようやく咲きだしました。盛夏のイメージのあるサギソウが、咲き始めたミズトンボ(秋咲きの湿生ラン)と一緒に咲いている光景は、一見奇妙ではありますが、毎年同じようにはならない点も自然観察の面白いところかな、とも思っています。
来園者(見学者)総数:81名
見学・観察会等 (40名) | |
8/2 | 来園3名(創和会本部 関係者)/来園1名(倉敷昆虫同好会会員,植物について質問に来園)/来園1名(植物園ボランティアの方、植物標本を持参) |
8/10 | 来園1名(倉敷市 花の銀行連絡会役員の方,植物園資料を取りに来園) |
8/11 | 定例観察会「植物園を楽しむ会65(精霊花と山歩を楽しむ)」開催,参加者28名 |
8/17 | 見学2名(滋賀県) |
8/24 | 見学3名(姫路市手柄山温室植物園 園長,倉敷市環境政策課職員2名) |
8/25 | 見学1名(愛知学院大学 講師の方,湧水湿地調査のため来園) |
その他の来園者 | |
ボランティア・・・のべ41名 |
園外での調査・講演・観察会などへの参加など各種活動
8/8 | 倉敷野鳥の会 講演「草原と炎と野草のはなし」(倉敷市市民活動センター) |
8/13 | 希少植物 元自生地確認・現状調査 |
8/18 | 草地生態学研究グループ現地検討会 参加(真庭市蒜山) |
8/20 | 倉敷市立自然史博物館「自然の標本なんでも相談会」種子植物分野 講師(倉敷市立美術館) |
8/25 | 愛知学院大学 講師の方、湧水湿地調査協力(岡山市北部・総社市・倉敷市北部の湿地6か所を案内) |
学会/外部の委員会/役員会への出席・参加など
8/12 | 倉敷市立自然史博物館友の会 幹事会 出席(倉敷市立自然史博物館) |
マスコミ取材、情報提供など
8/19 | 山陽新聞朝刊 倉敷・総社圏版 連載「重井薬用植物園の四季」(コマツヨイグサ)掲載 |
園内の管理作業など
温室エリア |
草刈り作業(温室北広場,池北側,ホソバヤマジソ植栽地,市道,市道法面,南フェンス外部)/除草作業(手刈り・草抜き)(オキナグサ植栽地)/外来植物駆除(除草剤塗布)作業(メリケンムグラ、外来チチコグサ類)/刈草 収集・焼却/植物植え替え(ノリウツギ,フジバカマなど7種類)/屋外プランター管理作業(水やり) |
湿地エリア |
外来植物駆除(除草剤塗布)作業(外来チチコグサ類,メリケンカルカヤ,アレチヌスビトハギなど)/草刈り作業(観察路,ユウスゲ前広場,湿地西法面,竹林)/刈草 収集・焼却 |
その他 |
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その他(貴重植物の寄贈・受け入れ・ウェブサイト更新など)
寄贈等 |
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随時 | 植物園WEBサイト更新
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