園長からの一言
7日:湿地エリアに現れたキツネ(ホンドギツネ) | 15日:雪化粧をした池の氷 |
1月の「植物園を楽しむ会」は「とんど焼き」がすっかり恒例となりました。毎年、とんど焼きのやぐら作成が新年最初の作業となっています。今年も順調に準備を整えていましたが、ちょうど楽しむ会を開催した15日頃には、大寒波が到来し、倉敷など岡山南部でも雪の予報が出て、かなり気をもみました。当日は大変冷え込んだものの、積雪はほとんどなく、今年も無事に開催することができました。時折、雪が吹雪のように強く降るなど、寒くはありましたが、それだけに、とんど焼きの炎の暖かさを感じてもらえたようです。この寒波で、池の水温も一気に下がったようで、それまで凍っても半分程度だった池が、下旬にはたびたび全面凍結するようになりました。植物園のある場所は、地形の影響なのか、倉敷市のアメダスの観測値よりずいぶんと冷えるようです。例えば楽しむ会のあった15日は、倉敷市のアメダスの観測値では最低気温は-3.3℃でしたが、植物園の温度データは、なんと-5℃を記録していました。夏場はこの傾向が逆転し、アメダスの観測値より高くなりますので、植物園は、倉敷市街地より冬寒く、夏暑い場所であると言えそうです。また、7日には、園内で初めてキツネを目撃し、不鮮明ながら写真におさめることができました。以前からいる気配はしていたのですが、確認したのはこれが初めてです。植物園の愉快な住人が1種類増えたことになります。
来園者(見学者)総数:106名
見学・観察会等 (73名) | |
1/15 | 定例観察会「植物園を楽しむ会58(とんどで小正月を楽しむ)」開催,参加者67名/来園3名(倉敷市,伐採ウバメガシを炭焼き原木とするため、受取りに来園)
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1/20 | 来園3名(岡山河川事務所,コンサル会社の方,希少植物の保全について相談に来園) |
その他の来園者、見学者 | |
ボランティア・・・のべ33名 |
園外での調査・講演・観察会などへの参加など各種活動
1/12 | 真庭市蒜山にて聞き取り調査/真庭市蒜山振興局にて草原保全関連の打ち合わせ/真庭市立蒜山郷土博物館 訪問(真庭市蒜山地域) |
1/17 | 「国立公園 蒜山 蒜山の山焼き、これからどうする?蒜山の草原の未来をみんなで考える会」参加(真庭市役所 蒜山振興局) |
学会/外部の委員会/役員会への出席・参加など
1/14 | 倉敷市立自然史博物館友の会 幹事会 出席(倉敷市立自然史博物館) |
1/18 | 倉敷の自然をまもる会 理事会 出席(倉敷市役所) |
マスコミ取材、情報提供など
1/8 | 山陽新聞朝刊 倉敷・総社圏版 連載「重井薬用植物園の四季」(サカキ)掲載 |
1/13 | NHK岡山放送局より、県内の湿地の植物(オグラセンノウ、ビッチュウフウロ)などについて問い合わせ |
1/15 | 山陽新聞朝刊 倉敷・総社圏版 連載「重井薬用植物園の四季」(ネズミモチ)掲載 |
園内の管理作業など
温室エリア |
植物植え替え(ギボウシ類,ホトトギス類,カセンソウ,クリンソウ,キクザキイチゲなど約10種)/トウネズミモチ 伐採/草刈り(オキナグサ,フクジュソウ,サワフジバカマ,シャクチリソバ植栽地,東側外部のフェンス沿い)/水生植物等大型プランター置き場 防草シート張替え/栽培用 砂 熱湯消毒 |
湿地エリア |
草刈り(湿地内部,木道脇は手刈り)/樹木伐採(ウバメガシ,ヤマモモなど樹高を抑えるため択伐)/刈草・伐採樹木枝 収集・焼却/伐採モウソウチク半割り/間伐樹木幹 玉切り/植物植栽(ミソナオシ) |
その他 |
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その他(貴重植物の寄贈・受け入れ・ウェブサイト更新など)
寄贈等 |
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随時 | 植物園WEBサイト更新
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