園長からの一言
本格的に冬が訪れ、園内で見られる花はほとんどなくなり、果実なども野鳥などに食べられてだんだんと少なくなって行っていく季節ですので、見学者もほとんどないだろうと予想していましたが、様々な相談や取材など、案外と来園がありました。園外での自然保護活動など、地道な活動を気に留めて頂いているようで、ありがたく思っています。今後とも、植物園らしく、「草の根」の活動をしていきたいと思っています。
園内では年末ということで、思い切って大掃除がわりに、温室エリアの周囲に植栽されている、トウネズミモチの木の剪定(というよりは伐採)に取り組みました。大変樹勢の強い常緑樹なので、定期的に剪定をする必要があるのですが、年輪を読むと十数年ほど剪定していなかったようで、太い木が多く、ボランティアさんと一緒に汗を流しながらの作業になりました。ところが、温室エリアの北側から作業を始めたので、北側からの風通しが大変良くなってしまい、下旬頃の冷え込みと北風が一段と身に染みる年末となりました。来年夏までには新しい枝が伸びてちょうどよい風除けになってくれるはずですので、ひと冬の我慢です。
来園者(見学者)総数:52名
見学・観察会等 (33名) | |
12/5 | 来園3名(岡山市半田山植物園職員,当園のミツガシワを採集に来られた) |
12/8 | 来園3名(トウネズミモチの果実採取) |
12/12 | 見学4名(総社市),取材1名(倉敷市) |
12/15 | 来園1名(美咲町,地域の自然保護活動等について相談に来園) |
12/16 | 定例観察会「植物園を楽しむ会(竹や木の工作を楽しむ)」参加者16人 |
12/22 | 見学2名(尾道市,ボランティアの説明を聞きに来られた) |
12/23 | 来園2名(創和会関係者,伐採したトウネズミモチを薪にするということで引き取り) |
その他の来園者、見学者 | |
ボランティア・・・のべ19人 |
園外の観察会・イベント等への参加・講師招聘・学会参加など
12/3 | 津黒いきものふれあいの里友の会「まにわ山歩」番外編に植物園ボランティア有志と参加,高知県立牧野植物園を見学。参加者9名(高知県高知市) |
外部団体からの依頼・打ち合わせ・園外調査など
12/7 | 希少植物(ベニバナヤマシャクヤク)自生地 保全活動(草刈り),植物園ボランティアなど参加者7名(新見市) |
12/21 | 真庭市生物多様性地域連携保全委員会 出席,委員委嘱など(真庭市久世) |
12/24 | 倉敷の自然をまもる会 理事有志と「棚田いきいき学校」(住民活動での自然保護活動)整備地 視察、整備方針について助言(倉敷市玉島道口) |
マスコミ取材、情報提供など
12/7 | ベニバナヤマシャクヤク自生地 保全活動,山陽新聞・備北民報 取材 → 備北民報は14日付に掲載、山陽新聞は未確認。 |
12/12 | 12日:(有)アーバンホール発行 情報誌「散歩道」取材 → 2013年春発行の号に掲載予定とのこと。 |
12/21 | 真庭市生物多様性地域連携保全委員会,山陽新聞・真庭いきいきテレビ(CATV)取材 → 山陽新聞は23日付け美作圏版に掲載された模様。 |
12/24 | 「棚田いきいき学校」視察,玉島ケーブルテレビ取材 |
園内の管理作業など
温室エリア |
圃場耕耘/種子採集・精選作業(ミズアオイ、タカネハンショウヅル、ツキミソウ、キキョウ、ノコギリソウなど)/温室内ポット植え換え作業(ウラシマソウ、ヒメウラシマソウ、ベニバナヤマシャクヤクなど)/水生植物プランター置き場整備(防草シート設置のため、プランターを移動し、整地作業) |
湿地エリア |
特になし |
その他 |
特になし |
その他(貴重植物の受け入れなど)
随時 | 植物園WEBサイト更新 9日:「現在の見ごろ植物」(サネカズラ、トウネズミモチ),「植物園便り」(11月の活動)/22日:「植物園便り」(12月植物園を楽しむ会 報告),「園内花アルバム(ノブドウ)」 |