▲第8回の「植物園を楽しむ会」。そろそろ花の観察は難しい季節なので、今回は様々な植物の種や実について紹介をしました。イヌハギの閉鎖花について解説中。 | ▲今回の参加者は36人でした。解説する予定ではなかったのですが、参加者からのリクエストで、ナンバンギセルの種子と寄生の仕組みについて解説。 |
▲9月に満開だったミズアオイは、すっかり実になっています。実はある程度熟すと落ちて、水に浮いて流れていきます。 | ▲落ちて水に浸かったミズアオイの実は、しばらくたつと実が開いて、内部の種を水中に落とします。事前に水につけておいた実で、開いた状態を観察中。 |
▲実の裂け方が船の胴体に似ているので、「船腹草(フナバラソウ)」。結実する確率がかなり低い植物のため、果実を観察する機会はめったにありません。 | ▲温室エリアの周囲に植えられたトウネズミモチの実。煎じれば滋養強壮の薬にもなりますが、繁殖力が強いので、「要注意外来生物」にも指定されている樹木です。 |
▲7月の夜間観察会で繊細な花を開いていたカラスウリがオレンジ色の果実をつけていました。 | ▲色づき始めたクチナシの実。霜が降りる頃にはさらに色が濃くなり、料理の着色に使えるようになります。 |
▲湿地エリアに移動する前に、温室エリアのフェンスに絡みついている、タンキリマメについて解説中。 | ▲黒くてつやつやしたタンキリマメの種子。「痰切豆」との名ですが、痰切りの効能があるかどうかは? |
▲湿地の草もほとんど枯れはじめ、「枯れ野」の風情ですが、その中に咲くヤマラッキョウの花。 | ▲ヤマラッキョウの花の仕組みについて解説中。自家受粉を避けるための工夫が隠れています。 |
▲見事に咲いたリンドウの花。曇天だと花が開かないのですが、この日は晴天で、ほぼ満開となっていました。 | ▲春まで葉がついたままのヤマコウバシの木。「春まで落ちない」ということで受験生に縁起が良い…とか。 |
ヤマコウバシ、アベマキ、シラキ、イロハモミジなど様々な樹木が色づいた湿地エリアの雑木林を楽しむ参加者の皆さん。かつては様々な色が「揉みいずる」ので、紅葉(黄葉)のことを「もみじ」と呼んだそうです。 | |
▲鮮やかに紅葉したイロハモミジ。本来は葉の形がカエルの手に似ているので「蛙手」でカエデですが、紅葉の代表格なので、モミジと呼ばれるようになりました。 | ▲閉会のあいさつでは、来月作る予定の豆鉄砲をちょっと紹介。来月は豆鉄砲やリースなどの工作に挑戦。もちろん、植物の観察もします。 |