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重井薬用植物園
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FAX:086-697-5865
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植物園便り

2012年10月21日 自然観察会「重井薬用植物園 観察会」(2012.11.11)

倉敷市立自然史博物館友の会との共催の観察会として、園内に咲く秋の花々を観察する、その名もずばり「重井薬用植物園 観察会」を開催しました。前の週の「植物園を楽しむ会」と2週続けての観察会となりましたが、参加者がうまく分散してくれたようで、解説をするにはちょうど良い参加人数となり、じっくりと観察をすることができました。

当日は雲ひとつない秋晴れでした。青空の下で開会のあいさつ。参加者は27人でした。 午後にならないと咲かない、タヌキマメの花。開催時間を13時~15時としたため,観察できました。
▲当日は雲ひとつない秋晴れでした。青空の下で開会のあいさつ。参加者は27人でした。 ▲午後にならないと咲かない、タヌキマメの花。開催時間を13時~15時としたため,観察できました。
岡山県では自生地は1か所のみ、タカネハンショウヅル。 ミズアオイの花はほぼ終わっていましたが、果実と種子散布の仕組みを解説中。
▲岡山県では自生地は1か所のみ、タカネハンショウヅル。 ▲ミズアオイの花はほぼ終わっていましたが、果実と種子散布の仕組みを解説中。
古い瓦屋根に生育する、不思議な形の植物、ツメレンゲ。 湿地に生える絶滅危惧種の野菊、ミコシギク。
▲古い瓦屋根に生育する、不思議な形の植物、ツメレンゲ。 ▲湿地に生える絶滅危惧種の野菊、ミコシギク。
葉がノコギリを連想させる、ノコギリソウ。外来のよく似た仲間はよく見かけますが、これは在来品。 真っ赤に紅葉したホソバヤマジソの花穂。
▲葉がノコギリを連想させる、ノコギリソウ。外来のよく似た仲間はよく見かけますが、これは在来品。 ▲真っ赤に紅葉したホソバヤマジソの花穂。
温室エリアを出て、湿地エリアに向かいます…が、フェンスの金網にもいろいろ「秋」が見つかります。 年配の方には懐かしい味?アケビの実。実の皮も炒めるとほろ苦くて美味しいことはご存知でしたか?
▲温室エリアを出て、湿地エリアに向かいます…が、フェンスの金網にもいろいろ「秋」が見つかります。 ▲年配の方には懐かしい味?アケビの実。実の皮も炒めるとほろ苦くて美味しいことはご存知でしたか?
豆と葉を煎じて飲むと痰を切るから、タンキリマメ(痰切豆)。ただし薬効は…?写真は花。 タンキリマメの実(さや)。花と実と種が全部同時に観察できました。
▲豆と葉を煎じて飲むと痰を切るから、タンキリマメ(痰切豆)。ただし薬効は…?写真は花。 ▲タンキリマメの実(さや)。花と実と種が全部同時に観察できました。
黒くてつやつやしたタンキリマメの種子。さやがはじけても、縁についたままです。 湿地に移動して木道の上から植物観察。手前の紫はサワギキョウの花。
▲黒くてつやつやしたタンキリマメの種子。さやがはじけても、縁についたままです。 ▲湿地に移動して木道の上から植物観察。手前の紫はサワギキョウの花。
サワギキョウの花の花粉を出す仕組みについて解説中。スイランの黄色い花がたくさん咲いています。 タンポポに似ているけど、細い葉がランの葉に似ているので、「水蘭」と名がついたスイラン。サワヒヨドリの花もたくさん咲いていました。
▲サワギキョウの花の花粉を出す仕組みについて解説中。スイランの黄色い花がたくさん咲いています。 ▲タンポポに似ているけど、細い葉がランの葉に似ているので、「水蘭」と名がついたスイラン。サワヒヨドリの花もたくさん咲いていました。
植物以外のものも観察しました。手を近づけるとダンス?する、ヒラアシハバチの幼虫。サクラバハンノキの葉で、葉の縁に整列して食べていました。 温室に戻って、カワラケツメイのお茶と、甘いアケビの実、ほろ苦いアケビの皮の肉味噌炒めを試食しながら、まとめをして解散となりました。
▲植物以外のものも観察しました。手を近づけるとダンス?する、ヒラアシハバチの幼虫。サクラバハンノキの葉で、葉の縁に整列して食べていました。 ▲温室に戻って、カワラケツメイのお茶と、甘いアケビの実、ほろ苦いアケビの皮の肉味噌炒めを試食しながら、まとめをして解散となりました。
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