園長からの一言
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▲植物園湿地エリア サクラソウ満開(13日) | ▲植栽したキビヒトリシズカの開花(18日) |
爆弾低気圧による春の嵐で始まった新年度ですが、園内では樹木の枯れ枝が折れたほか、古いモウソウチクが何本か倒れた程度で、ほとんどの植物には影響はありませんでした。
園内では湿地のサクラソウが満開を迎え、増殖した苗を移植したキビヒトリシズカが、湿地エリアの林床で無事に花を咲かせてくれました。サクラソウは今後の生育面積の拡大、キビヒトリシズカは夏場の乾燥を乗り越えられるかが、今後の課題です。
だんだんと春らしくなってくるにつれて、徐々に見学希望の問い合わせが増え、下旬からはほぼ毎日、見学者や植物などについて質問に来られる来園者がある状態でした。29日に開催した定例観察会「植物園を楽しむ会」では、前日に新聞に告知記事が掲載されたこともあり、なんとおよそ80人もの参加者があり、うれしい悲鳴をあげることになりました。一昨年度、昨年度と、倉敷市立自然史博物館など、外部の観察会に講師等として参加し、市民の方々と接する機会を増やしたり、各種マスコミに取り上げられたりしたことで、「しげいの植物園」として、市民の方々に関心を持って頂けるようになってきたのかも、と感じています。
見学・観察会等 (115名) | |
4/8 | 見学1名(倉敷市浅原) |
4/9 | 見学5名(倉敷市浅原1、玉島2、連島2) |
4/12 | 見学2名(倉敷市酒津、兵庫県芦屋市) |
4/18 | 見学5名(岡山市) |
4/19 | 見学2名(倉敷市児島、玉島) |
4/20 | 来園1名(岡山市) |
4/21 | 来園2名(倉敷市、岡山市…植物について質問に来園) |
4/25 | 見学4名(倉敷市1、香川県高松市3) |
4/28 | 見学3名(倉敷市鶴形、真備町、藤戸) |
4/29 | ![]() |
4/30 | ![]() |
その他の来園者、見学者 | |
ボランティア・・・のべ14人 |
4/14 | ![]() |
4/21 | 倉敷の自然をまもる会 理事会・総会・講演会 参加(倉敷市役所) |
4/22 | ![]() |
4/14 | 倉敷昆虫同好会 幹事会 出席(倉敷昆虫館)…植物園 昆虫相調査データの取り扱い、公表方法と活用方法、昆虫に留意した植物園の管理方針について協議。 |
4/21 | 倉敷の自然をまもる会 会報「倉敷の自然」へ、「『倉敷みらい公園へのホタル幼虫放流』の報道に思う」寄稿。 |
4/24 | 定例観察会「植物園を楽しむ会」について、倉敷市役所記者クラブへ情報提供。 |
4/25 | 山陽新聞倉敷支局より、「植物園を楽しむ会」について取材 → 28日付倉敷都市圏版に「草花や生物に親しもう」として記事掲載。 |
温室エリア |
植え替え作業(テンナンショウ類、ギボウシ類、スミレ類、ビッチュウフウロ、ヒメヒゴタイなど約20種)/事務所周辺トウネズミモチ伐採/草刈り作業(エリア内園地、外部市道わき)/草取り作業(温室内、オキナグサ、フナバラソウ周辺)/外来タンポポ駆除/砂ふるいかけ、消毒 |
湿地エリア |
散策路草刈り作業/湿地南の池東側にノカンゾウ植栽/キビノミノボロスゲ生育場所に保護ロープ張り/強風による落枝の集積作業(昆虫の生息場所作りを兼ねて)/温室内で増殖するため、オオウバユリ、サクラソウについて一部掘り上げ/竹林管理作業(タケノコ掘り) |
その他 |
温室天窓ガラス破損(可動部ボルト破損による)のため、修理/事務所トイレと温室の間の水道管破損、水漏れのため、修理 |
寄贈受け入れ | オオハルトラノオ(新見市産)/ジロボウエンゴサク(岡山市産)/ヤマキケマン(高梁市産) |
随時 | 植物園WEBサイト更新 4日:「見ごろの植物(サクラソウ)」、「植物園だより(3月の活動)」、「園内花アルバム(ミツガシワ)」更新/25日:「お知らせ(定例観察会「植物園を楽しむ会」の開催について)」掲載、植物園へのアクセスについて地図と説明文を追加 |
随時 | しげい病院1F 植物園コーナー更新 「おかやまの植物」パネルを「ミツガシワ」に更新 |