園長からの一言
▲植物園湿地エリア サクラソウ開花(28日) | ▲植物園 温室エリア ツクシ(スギナ)(28日) |
3月に入ると、急にヒヨドリやムクドリなど、野鳥の声が聞こえ始めました。ずっと残っていたトウネズミモチの実も、徐々に食べられて減っているようです。気温もかなり上がり、春を実感する暖かな日もありました。植物も徐々に芽生え、園内にはツクシがたくさん生えました。
しかし、例年ならば3月中旬から下旬には咲き始めるオキナグサは3月末になってようやく花茎を伸ばしだしました。オキナグサに限らず、多くの植物が半月ほど花が遅れているようです。ただ、中にはあまり遅れない植物もあり、サクラソウは平年なみに咲き出しています。
園内の管理作業の方は、なんとか湿地内部の草刈りと刈草の撤去を終えることができ、春には間に合いました。が、これからは毎月草刈りに追われるシーズンに入ります。今年は湿地周辺の草刈りの周期を工夫して、秋の花を増やす試みをしたいと考えています。
来園者(見学者)総数:21名
見学・観察会等 | |
3/25 | >見学1名(広島県尾道市) |
3/28 | 見学1名(倉敷市浅原)・来園6名(岡山市2名、倉敷市1名、総社市3名) |
その他の来園者、見学者 | |
ボランティア・・・のべ13人 |
園外の観察会・イベント等への参加・講師招聘・学会参加など
3/17~21 | 日本生態学会 第59回大会(滋賀県大津市)参加・研究発表「岡山県の外来食虫植物 -外来種ナガエモウセンゴケは駆除可能か?-」 |
3/25 | 倉敷市立自然史博物館友の会「ミズアオイの種まき会」(倉敷市加須山)参加・植物園にて増殖の同所産のミズアオイ種子を提供。参加者25名 |
3/31 | 津黒いきものふれあいの里 友の会「まにわ山歩」(真庭郡新庄村)参加、参加者12名。 |
外部団体からの依頼・打ち合わせ・園外調査など
3/14 | 真庭市 中和出張所:希少植物の調査について、津黒いきものふれあいの里職員および地元住民と打ち合わせ。 |
3/27 | (午前)岡山県野生動植物調査検討会 植物部会 出席(岡山市)/(午後)倉敷市 生物多様性地域戦略策定方針検討会 出席(倉敷市役所) |
マスコミ取材、情報提供など
特になし |
園内の管理作業など
温室エリア |
温室内植物植替え(マイヅルテンナンショウなどテンナンショウ類、ヤチシャジン、ヤマザトタンポポ、ミコシギク、エヒメアヤメなど約20種類) /栽培用 砂・ポット・苗箱消毒/樹木剪定(ナツメ、ビワ、クロガネモチ、ミズキ)/伐採(トウネズミモチ)/植栽(オオウラジロノキ、タカネハンショウヅル、キジョラン)/外来タンポポ駆除 |
湿地エリア |
湿地内草刈り・収集・焼却/湿地周辺部のアラカシ伐採(湿地に陰をしているため) |
その他(貴重植物の受け入れなど)
3/12 | 岩手県陸前高田市立博物館の被災標本の救出・修復・保存に取り組んでいる陸前高田市文化財救出支援会へ、2月の「火打ち石で焼き芋をしよう」参加者と植物園ボランティアの方々から寄せられた募金を寄付。 |
随時 | 植物園WEBサイト更新 5日:「植物園だより(2月の活動)」、12日:「園内花アルバム(ウラシマソウ)」、「植物園の四季」更新 |
随時 | しげい病院1F 植物園コーナー更新 「おかやまの植物」パネルを「ウラシマソウ」に、「植物園の四季」パネルを更新 |