11月3日(木・文化の日)に、倉敷市立自然史博物館で開催された第11回「11月3日は自然史博物館まつり」に、昨年度に引き続き、倉敷昆虫館・重井薬用植物園コーナーを出展しました。今年度は昆虫館の岡本副館長の参加により、一つのコーナーで昆虫と植物の二つのテーマが楽しめるコーナーとなりました。昆虫館は「岡山の大きな虫・小さな虫~小さな虫にも一つの命が~」と題して、岡山に生息する大きな昆虫と小さな昆虫の本物の標本を観察できる展示を、植物園は「育ててみよう!山野の草花」と題して、植物園で栽培している山野草10種類の苗や種を来場者にプレゼントしました。
昆虫館の展示では、ケシ粒のようにしか見えない小さな昆虫が、解剖顕微鏡を使って観察すると、ちゃんとカミキリムシやゾウムシの姿をしていることに、子供ばかりか大人も驚きの声を上げていました。植物園のプレゼントコーナーには「山野草の栽培」という内容から、来られる年齢層は中高年の方が多いと予想していましたが、意外にも小学生やその保護者など、若い年齢層の方もかなり来られ、この機会に植物栽培に挑戦してみます!という方も多かったようです。
今回の「博物館まつり」全体の来場者数は過去最高の9796人とのことで、合計1000個以上用意した植物園からの山野草の苗や種も終了時には3分の2以下になっており、多くの市民の方に昆虫館・植物園、ひいては創和会の活動をアピールできたのではないかと思っております。
▲コーナー設営中。植物の写真や顕微鏡をたくさん並べるので、ちょっとレイアウトに苦労しました。 | ▲小さな昆虫の標本。どこに標本があるのかわかりますか?(矢印型の紙の先端に貼付けてあります) |
▲標本箱の中の大きな昆虫にびっくりしたり、顕微鏡をのぞいて小さな昆虫の姿に感動したり。 | ▲植物園のプレゼントコーナー。写真がメニュー代わりに展示されています。どれがいいかな…? |
▲栽培に自信の無い来場者には、片岡園長が丁寧に育て方を教えました。 | ▲16時にコーナー終了予定だったのですが、ぎりぎりまで人が絶えず、16時過ぎてもまだ開店中。 |