園長からの一言
▲陸前高田市立博物館の植物標本のレスキュー作業 |
園外での観察会の開催や、講師としての招聘、植物調査、学会参加など、園外で様々な方々と触れ合う機会の多い月となりましたが、植物園での催しや見学については「植物園を楽しむ会」が大雨警報によって中止になるなど、悪天候に泣かされることが多かった月となりました。
また、倉敷市立自然史博物館で行われた東日本大震災で被害を受けた陸前高田市立博物館の植物標本のレスキュー作業に参加し、微力ではありますが、岩手県や東北地方にとって貴重な植物標本の修復作業をお手伝いしました。植物園内では雨が降るたびに草が伸び、草刈りなどの作業に追われていますが、季節のうつろいと植物の生命力を実感できる時期でもあります。
来園者(見学者)総数:38名
観察会等 | |
5/3 | 見学1名(石川県) |
5/8 | 倉敷昆虫同好会 昆虫定期調査 4人 |
5/18 | 見学1名(倉敷市) |
5/19 | 見学2名(岡山市) |
5/29 | 見学18名(津山市中央公民館 津山自然観察講座) |
その他の来園者、見学者 | |
昆虫調査(自主調査)・・・5月14、24、31日(各2名) | |
ボランティア・・・のべ4人 |
園外の観察会・イベント等への参加・講師招聘・学会参加など
5/7 | 自然観察会「河原の植物」(総社市秦 高梁川河川敷) 参加者35名(倉敷市立自然史博物館友の会 共催、国土交通省 岡山河川事務所 後援) |
5/14・15 | 生物系三学会 中四国支部大会(香川大学)参加 |
5/21 | 近畿植物同好会・岡山植物誌研究会 合同観察会:参加者51名 |
5/22 | 自然観察会「サクラソウ観察会」(真庭市蒜山上徳山)参加者15名(津黒いきものふれあいの里 主催、講師として招聘) |
5/28 | 自然観察会「まにわの自然保護地域探訪~塩滝~」(真庭市関 塩滝自然環境保全地域)参加者3名(津黒いきものふれあいの里 主催、講師として招聘) |
外部団体からの依頼・打ち合わせなど
5/22 | 農業環境技術研究所(つくば市)にロクアイタンポポ(外来タンポポの一種)のサンプルを採集・送付。 |
5/25 | 吉井川 ハマウツボ自生地の現況調査。昨年確認した場所は無くなったとのことで、移植可能な場所が近隣にないか、地元の方・古屋野名誉園長と調査。 |
マスコミ取材、情報提供など
フジテレビ「とくダネ!」からの依頼で、園内のショウブの写真を提供(5日の「とくダネ!」内で放映) |
園内の管理作業など
温室エリア |
オキナグサ種子集め/栽培用砂 熱湯消毒、ふるいかけ/エリア内草刈り(2回)/オキナグサ植栽地 草取り/トウネズミモチ枝 一部剪定/「緑のカーテン」用シカクマメ、ツルマメなどの種子を播種 |
湿地エリア |
草刈り作業(遊歩道)/竹林 タケノコ掘り |
その他 |
特になし |
その他(貴重植物の受け入れなど)
5/3 | 金沢大学 薬草園へタカハシテンナンショウ、カワラサイコ、マイヅルテンナンショウなど7種を寄贈 |
5/13、24、27 | 陸前高田市立博物館 植物標本レスキュー作業(倉敷市立自然史博物館)参加 |
随時 | 植物園WEBサイト更新 6日「4月の活動」、16日「園内花アルバム(ショウブ)」/「植物園の四季」 |
随時 | しげい病院1F 植物園コーナー更新 「おかやまの植物」パネルを「ショウブ」に、「植物園の四季」パネルを更新。 |