園長からの一言
27日:すっかり枯野となった園内の湿地 | 4日:熟したカキの実を食べに訪れたメジロ |
そろそろ本格的に冷え込んでくるはずの時期ですが、それなりに寒くはなってきたものの、本格的、というには今一歩、という気温の日が続きました。そのためか、例年であればカエデ(モミジ)類の紅葉が終わってからアベマキ、コナラなどのナラ類(落葉するドングリの木)の紅葉のピークを迎えるのですが、カエデ類は概ね平年並みだったようですが、ナラ類の紅葉のスイッチが入るのが早かったようで、11月の下旬には落葉を始めた木もありました。その微妙な気温のせいか、湿地でも例年は12月上旬まで残っているリンドウの花が下旬にはすっかり終わってしまい、そろそろ見学者も少なくなってくる時期ということもあり、少しさみしい晩秋となりました。
ただし、園外では、例年昆虫館と合同コーナーを出展している倉敷市立自然史博物館の「11月3日は自然史博物館まつり」に出展したほか、早島町でも講演会と観察会を行う機会を頂き、大勢の市民の方とお話をすることができました。これまでは、「しげい病院が植物園を運営しているのを初めて知りました」という反応が多かったのですが、今年は山陽新聞の倉敷・総社圏版に「重井薬用植物園の四季」を不定期連載をさせて頂いていることもあるためか、「あの連載の」とか、「よくテレビや新聞で名前を見る植物園」と言われることが多くなっているように感じており、うれしく思っています。
来園者(見学者)総数:60名
見学・観察会等 (41名) | |
11/2 | 来園1名(植物園ボランティアの方、植物の質問に来園) |
11/4 | 来園1名(山陽新聞記者「重井薬用植物園の四季」写真撮影) |
11/6 | 来園1名(早島町さくら千年委員会1名,11/15の講演会・観察会打ち合わせ) |
11/7 | 見学3名(井原市1,大阪府2) |
11/22 | 定例観察会「植物園を楽しむ会(色葉散る晩秋を楽しむ)」開催,参加者31名 |
11/27 | 来園1名(総社市,園内の樹木を伐採に来園。伐採した樹木は薪ストーブの燃料とするため持ち帰り) |
11/28 | 見学1名(倉敷市),来園2名(倉敷市1、古屋野名誉園長とトウネズミモチの実を採取に来園/総社市1,27日より続けて園内の樹木を伐採に来園) |
その他の来園者、見学者 | |
ボランティア・・・のべ19名 |
園外での調査、自然保護活動、観察会/行事への参加(講師招聘)など
11/1 | 「ツメレンゲ観察会(2)」開催(しげい病院)参加者6名 |
11/3 | 第15回「11月3日は自然史博物館まつり」倉敷昆虫館と合同で出張コーナー出展 |
11/14 | 「里山講演会&観察会」(早島さくら千年委員会 主催)講師(早島ふれあい公園) |
11/21 | 「山のハーブ クロモジでお茶会」講師・視察参加(真庭市 津黒いきものふれあいの里) |
11/28 | 倉敷市立自然史博物館 特別展「新着資料展2015」観覧(古屋野名誉園長の寄贈した植物標本が展示) |
学会/外部の委員会/役員会への出席・参加、講演・寄稿依頼など
11/6 | 倉敷市環境審議会 出席 |
11/18 | 倉敷の自然をまもる会 理事会 出席 |
マスコミ取材、情報提供など
11/4 |
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11/26 |
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園内の管理作業など
温室エリア |
草刈り作業(東側フェンス沿い,)/ヒメガマの細断片をマルチングとしてマルバコウツギ,コウツギの根元に敷く/ススキ,ミヤギノハギ刈り取り/トウネズミモチ剪定/刈草・剪定枝 収集・焼却 |
湿地エリア |
草刈り作業(キビヒトリシズカ植栽地,中広場,中広場西斜面,東水路,奥広場,展望デッキ周辺,下池周囲)/刈草 収集・焼却/樹木(アラカシ、アベマキなど)伐採/モウソウチク伐採/落葉かき |
その他 |
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その他(貴重植物の寄贈・受け入れ・ウェブサイト更新など)
寄贈等 |
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随時 | 植物園WEBサイト更新
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