園長からの一言
25日:久しぶり?に開花を確認したシュンラン | 28日:満開となった温室エリアのエドヒガン |
日中は、中旬には気温が20℃を超えるなど、いよいよ春到来と思っていたのですが、下旬になると寒の戻りか、夜間の最低気温が再び氷点下を記録し、本当に春を実感したのは月末になってからでした。25日頃には、園内のあちこちにツクシが顔を出し、ツクシ摘みに来園される方もおられました。
また、冬期の整備作業として行ってきた、アラカシなど常緑樹の伐採(間伐)は中旬で今季は区切りを付けました。ここ数年の伐採作業により、園内の環境が明るくなったためか、下旬には湿地エリアでシュンランの開花を確認することができました。古屋野名誉園長によると、昔は植物園周辺にはあちこちに咲いていたシュンランですが、私が植物園に勤務し始めてからは園内では開花を確認しておらず、最低でも5年ぶりの開花となります。
「植物園を楽しむ会」については、今月は倉敷の自然をまもる会との共催とし、まもる会より野草のお粥の提供をしていただきました。そのおかげか、雨雲が迫るあいにくの天候にも関わらず、56人の参加者があり、盛況のうちに終えることができました。
来園者(見学者)総数:103名
見学・観察会等 (76名) | |
3/4 | 来園1名(山陽新聞 倉敷本社記者、着任挨拶と連載記事についての相談) |
3/11 | 来園3名(倉敷市、園内伐採木を薪にするため引き取りに来園)/来園2名(倉敷の自然をまもる会理事2名、15日「楽しむ会」の下見に来園) |
3/13 | 来園2名(植物園ボランティア)/来園1名(山陽新聞 倉敷本社記者、植物についての質問に来園) |
3/15 | 定例観察会「植物園を楽しむ会(春の野遊山を楽しむ)」開催,参加者56名 |
3/16 | 来園1名(総社市、薪ストーブ用の薪にするため、園内の不要アラカシを伐採、引き取り) |
3/26 | 見学4名(井原市)/来園2名(園内のツクシを採取) |
3/28 | 見学3名(倉敷市) |
3/31 | 見学2名(岡山市)/来園1名(龍泉寺の湿地を守る会 会長、助成金でのパンフレット作成の監修を依頼に来園) |
その他の来園者、見学者 | |
ボランティア・・・のべ27名 |
園外での調査、自然保護活動、観察会/行事への参加(講師招聘)など
3/29 | 倉敷市立自然史博物館友の会「ミズアオイの種まき会」参加(倉敷市加須山) |
3/31 | 5/24予定「寄生植物ハマウツボを見てみよう!河川敷の生き物観察会」下見(岡山市東区金岡東町~西大寺浜) |
学会/外部の委員会/役員会への出席・参加、講演・寄稿依頼など
3/18~22 | 第62回 日本生態学会 鹿児島大会 参加(鹿児島大学) |
マスコミ取材、情報提供など
3/4 | 山陽新聞 倉敷本社記者より、4月からの山陽新聞紙面で、植物園の植物を紹介する連載をしたいとのことで、打診・相談。 → 4月より随時連載。写真は記者の方撮影、解説文を片岡執筆。 |
3/13 | 山陽新聞 倉敷本社記者より、読者の方から送られてきた、2月に咲いていたサクラの写真について同定依頼。 → 早咲きの種類である、カンヒザクラと同定。 |
園内の管理作業など
温室エリア |
温室内植物植替え(ダイモンジソウ、サクラタデ、ケキンモウワラビなど44種類)/草取り作業(水草プランター置き場、オキナグサ植栽地)/温室横U字溝掃除(泥あげ)/栽培用砂(マサ土) ふるいかけ/栽培用砂・苗箱・ポット 熱湯消毒/外来植物駆除作業 |
湿地エリア |
園地樹木間伐(アラカシ、ヤマコウバシなど)/伐採樹木 枝葉 焼却/観察路に植栽してあったアヤメを掘り上げ・移動(踏みつけを避けるため)/植物移植(ミズトラノオ、下池に補植/ユキワリイチゲ、展望デッキ西に植栽)/湿地東斜面 作業道 整備 |
その他 |
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その他(貴重植物の寄贈・受け入れ・ウェブサイト更新など)
寄贈等 |
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随時 | 植物園WEBサイト更新
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