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植物園便り

2015年2月21日 定例観察会「植物園を楽しむ会(小さな春探しを楽しむ)」(2015.4.19)

今回も朝から快晴。気温も暖かく、穏やかな日となりました。 この日の参加者は44人、冬の時期としては多くの方にご参加いただきました。さて、「春」は見つかるでしょうか?
▲今回も朝から快晴。気温も暖かく、穏やかな日となりました。 ▲この日の参加者は44人、冬の時期としては多くの方にご参加いただきました。さて、「春」は見つかるでしょうか?
まずは温室エリア入口の。膨らみはじめたコブシの花芽を観察。今年は比較的良く花芽が付いていました。 温室エリアの奥に移動。地面に黄色い花が咲いていました。
▲まずは温室エリア入口の。膨らみはじめたコブシの花芽を観察。今年は比較的良く花芽が付いていました。 ▲温室エリアの奥に移動。地面に黄色い花が咲いていました。
フクジュソウ(園芸種)が花を咲かせていました。天気が良いので、しっかりと花を開いていました。 温室の中から、園長が「小さな春」にちなんだ植物を出してきました。
▲フクジュソウ(園芸種)が花を咲かせていました。天気が良いので、しっかりと花を開いていました。 ▲温室の中から、園長が「小さな春」にちなんだ植物を出してきました。
12月に開園50周年記念特別企画で開催した「もち花づくりでお正月」で作った「もち花」。餅は取り外して、どんど焼きの火で焼いて食べるのが本来だそうです。 温室エリアの北西のあたりでは、花を咲かせた樹木がありました。
▲早春に小さな花を咲かせる、ハルトラノオ(春虎の尾)です。暖かな温室の中で一足先に花を咲かせていました。 ▲温室エリアの北西のあたりでは、花を咲かせた樹木がありました。
サザンカの花?のように見えますが、白花のツバキです。このツバキ、白花なだけではなく、もう一つ不思議な特徴があります。 地面を見てみると、散り落ちたツバキの花弁が。普通のツバキは花ごと落ちますが、このツバキは花弁がバラバラに散るので、シロノチリツバキといいます。
▲サザンカの花?のように見えますが、白花のツバキです。このツバキ、白花なだけではなく、もう一つ不思議な特徴があります。 ▲地面を見てみると、散り落ちたツバキの花弁が。普通のツバキは花ごと落ちますが、このツバキは花弁がバラバラに散るので、シロノチリツバキといいます。
湿地エリアに移動する前に、温室エリアの入口わきに咲いていたカンサイタンポポを使って、3/1から始まる、「タンポポ調査・西日本2015」の説明をしました。 湿地エリアの下池のわきのU字溝をさらっています。カスミサンショウウオが隠れているはず・・・だったのですが、残念ながらこの日は見つからず。
▲湿地エリアに移動する前に、温室エリアの入口わきに咲いていたカンサイタンポポを使って、3/1から始まる、「タンポポ調査・西日本2015」の説明をしました。 ▲湿地エリアの下池のわきのU字溝をさらっています。カスミサンショウウオが隠れているはず・・・だったのですが、残念ながらこの日は見つからず。
湿地の木道を歩く参加者。湿地の中はまだ、何も無いように見えますが…。 良く見てみると、ユウスゲがあちこちで芽生えています。氷点下になることも多い時期ですが、不思議なことに、葉が凍って傷むようなことがありません。
▲湿地の木道を歩く参加者。湿地の中はまだ、何も無いように見えますが…。 ▲良く見てみると、ユウスゲがあちこちで芽生えています。氷点下になることも多い時期ですが、不思議なことに、葉が凍って傷むようなことがありません。
湿地奥のショウブ池のわきでは、ハンノキが花を咲かせていました。ぶら下がっている雄花序をちょっと揺らすと黄色い花粉が。花粉症の人は要注意です。 湿地エリア奥の広場で。奥に見える樹木に花が咲き始めています。
▲湿地奥のショウブ池のわきでは、ハンノキが花を咲かせていました。ぶら下がっている雄花序をちょっと揺らすと黄色い花粉が。花粉症の人は要注意です。 ▲湿地エリア奥の広場で。奥に見える樹木に花が咲き始めています。
ツツジ科のアセビの花です。スズランのようなかわいらしい花ですが、有毒植物で、馬が中毒すると、酔ったようにふらふらになるので、「馬酔木」と書きます。 もうすぐ啓蟄、ということで、昨年秋に樹木に巻いていた「こも」を取り外し、昆虫が隠れているかどうかを探して歩きました。
▲ツツジ科のアセビの花です。スズランのようなかわいらしい花ですが、有毒植物で、馬が中毒すると、酔ったようにふらふらになるので、「馬酔木」と書きます。 ▲もうすぐ啓蟄、ということで、昨年秋に樹木に巻いていた「こも」を取り外し、昆虫が隠れているかどうかを探して歩きました。
ちなみに「こも」は温室エリアのヒメガマを使って、ボランティアさんが作成した、植物園オリジナルの「ガマこも」です。 チョウセンゴヨウに巻いたこもの下には、ヨコズナサシガメの幼虫が隠れていました。外来種の肉食カメムシです。
▲ちなみに「こも」は温室エリアのヒメガマを使って、ボランティアさんが作成した、植物園オリジナルの「ガマこも」です。 ▲チョウセンゴヨウに巻いたこもの下には、ヨコズナサシガメの幼虫が隠れていました。外来種の肉食カメムシです。
ウバメガシに巻いていたこもの下では、オオクチキムシが冬越しをしていました。 日当たりのよい場所では、ナナホシテントウが姿を見せてくれていました。これも「小さな春」。
▲ウバメガシに巻いていたこもの下では、オオクチキムシが冬越しをしていました。 ▲日当たりのよい場所では、ナナホシテントウが姿を見せてくれていました。これも「小さな春」。
今回の参加者の方々には、園長の気まぐれプレゼントとして、ホソバキスゲの苗と、ヒメウラシマソウの球根をプレゼントしました。 さらに、おまけのプレゼントとして、剪定を兼ねて、シロノチリツバキの側枝も、挿し木用として差し上げました。
▲今回の参加者の方々には、園長の気まぐれプレゼントとして、ホソバキスゲの苗と、ヒメウラシマソウの球根をプレゼントしました。 ▲さらに、おまけのプレゼントとして、剪定を兼ねて、シロノチリツバキの側枝も、挿し木用として差し上げました。

 

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