▲新年明けて、最初の植物園のイベントです。本日は快晴、風もほとんどなし。「とんど(どんど、左義長とも)」には絶好の天候です。 | ▲今年の「とんど」焼きのやぐら。既にいくつか正月飾りが置いてあります。年末にボランティアさんが作成した門松も、一緒に焼きました。 |
▲温室のわきには、メダケの束が置いてあります。これは後の「お楽しみ」に使います。 | ▲受付を済ませた方から、正月飾りを、やぐらの好きな場所に置いてもらいました。書き初めを持ってきた子供さんもおられました。 |
▲そろそろ開始時間。この日の参加者数は73人。今年もたくさんの方にご参加頂きました。 | ▲まずは、火をつける前に、園長からお正月に関連した植物や行事について、あれこれ解説がありました。 |
▲12月に開園50周年記念特別企画で開催した「もち花づくりでお正月」で作った「もち花」。餅は取り外して、どんど焼きの火で焼いて食べるのが本来だそうです。 | ▲正月のしめ飾りや鏡餅を飾るときに使う、シダ植物のウラジロ。実はコシダという仲間のシダ植物と間違える人が結構いますので、区別点を解説中。 |
▲園長が手に持っている草の塊は、園内の草刈りの際に見つけた、カヤネズミという、小さなネズミの仲間の巣です。今回は火おこしに使います。 | ▲毎年恒例、植物園のとんどの火は、火打石を使って火おこしをします。さて、今年は上手く着火できるでしょうか。 |
▲今年は火花を受ける「火口」にワタ(綿花)を炭化させたものを使用しましたが、非常に優秀な火口で、3秒ほどであっさり火がついてしまいました。 | ▲火口をカヤネズミの巣に移し、さらに乾いた草でくるむようにして、ふーっと息を吹きかけます。 |
▲ぼっと、炎が上がりました。着火完了!ここまで30秒もかかっていません。あまりにもスムーズ過ぎて、面白みに欠けたかも? | ▲トウネズミモチの生の枝を使っているので、もくもくと白い煙が出ると共に、葉が焼ける際にはパチパチと音がします。 |
▲風は弱いですが、風下にいる人は少し煙たそうです。ですが、とんどの煙を浴びると、一年無病息災でいられるとか。 | ▲人が多くて何をしているのか分かりにくいですが、とんどが燃えている間に、春の七草の観察をしました。温室の北側の地面を観察しています。 |
▲ハハコグサ(おぎょう)の芽生えがあちこちに生えていました。 | ▲プランターの中に、コオニタビラコ(ほとけのざ)の芽生え。残念ながらあまり大きくなっておらず、わかりにくい状態でした。 |
▲圃場の一部で、ナズナのロゼットを探しています。どういうわけか、見つけておいたはずの株が見当たりません。 | ▲仕方がないので、先に他の七草の仲間を観察。事務所と倉庫(旧事務所)の間に、コハコベ(はこべら)が生育していました。よく見ると花も咲いていました。 |
▲温室エリアを出たところの道端で、ナズナのロゼットを観察。畑のわきや、道端などに生育することが多い植物です。 | ▲ナズナのロゼット葉。生育段階によって葉の切れ込み方が変化するので、意外に見分けにくい植物です。 |
▲近くにはシソ科の「ホトケノザ」が花を咲かせていました。七草の「ほとけのざ」と良く混同される植物です。毒は無いので、食べても大丈夫ですが、食べるような植物でもありません。 | ▲植物園南の休耕田のわきの水路をみんなでのぞきこんでいます。ここには何があったでしょうか。 |
▲小さな素掘りの水路に、セリが生えていました。これで、春の七草のうち、野草の5種類をすべて観察したことになります。 | ▲とんど焼きの場所にもどると、すっかり燃えてしまっていました。参加者の皆さんが、メダケを燃え残りの方に差し出していますが、何をしているのでしょうか。 |
▲メダケの先にお餅を挟んで、焼いてもらいました。とんどの火で焼いたお餅を食べると、一年健康で過ごせるそうです。どのあたりがうまく焼けるでしょうか? | ▲焼けたお餅は、ボランティアさんのご厚意による、ぜんざいに入れていただきました。 |
▲自分で焼いたお餅の味はどうでしょうか。上手く焼けてるかな? | ▲とんどの灰を家の周りに撒いておくと、マムシやムカデ除けになるという話もあるそうで、燃えた灰を持ちかえる人も。 |
▲大体ぜんざいを皆さんが食べられた頃合いを見計らって、閉会としましたが、閉会後もたき火を囲んで、話がはずむ、参加者の方々もおられました。 | ▲楽しむ会の間はほとんど風が出ず、無事に終了することができました。午後からは、かなり風が強く吹き出しました。 |