▲9月8日に撮影したツメレンゲ植栽地の様子。今年は少し開花が早くなりそうだったので、観察会の予定を1週間前倒しにしたのですが… | ▲1回目の観察会の日(10月12日)には、1月前に比べて花序がぐんと伸びていました。移植して3年目ですが、環境がいいのか、比較的大きな株が多いようです。 |
▲1回目の観察会の日は台風14号の接近のため、やや雲が多く、風も少し強めでした。暑くはなくて良かったのですが、参加者も少し少なめの9人でした。 | ▲この植栽場所は、病院が開いている時間であれば、どなたでも自由に見学できますが、この観察会では、片岡園長からツメレンゲについての詳しい解説を聞くことができます。 |
▲さて、肝心の花の様子はどうでしょうか。よ~く近づいて観察してみましょう。屋根の上や崖などに生えるのでなかなか近づいて観察できない植物ですが、ここなら間近に観察ができます。 | ▲ちょっと残念なことに、園長の読みが外れて、ほとんどがまだ蕾の状態でした。しかし、良く見てみると、紅い「やく」の部分が見えている花もあり、開花が始まっていることが分かります。 |
▲もう少し良く見てみると、日当たりの良い南側を向いた部分では、かなり開花している花も見つけることができました。 | ▲花だけでなく、株元を良く観察してみると、小さな小さなツメレンゲの赤ちゃんがいました。昨年秋に落ちた種が今年の梅雨頃に芽生えた、実生苗と思われます。 |
▲1週間たって、10月19日の2回目の観察会は、秋晴れの空の下での開催でした。この日はしげい病院の入院患者さんにも参加頂き、15名の参加がありました。 | ▲この日はツメレンゲの観察終了後、しげい病院1階にある倉敷昆虫館に参加者をご案内しました。ツメレンゲを食草として、倉敷市内からは消えてしまったという、クロツバメシジミの標本はどこにあるでしょうか。 |
▲こちらは重井薬用植物園内の昆虫標本コーナー。植物園が植物だけでなく、たくさんの昆虫の棲みかとなっていることがうかがえます。 | ▲しげい病院南館の近所の道端にツメレンゲが生えてきていました。南館屋上から風で種が飛んだのか、鳥が果実か葉をついばんで運んだのでしょうか。 |