▲秋らしく、秋晴れの好天に恵まれました。この日の参加者は40人。まずは温室の北側であいさつ。 | ▲今回は、「マメな植物観察」ということで、「マメ科」の植物に着目します。まずは1種類目を観察。 |
▲タヌキの尻尾のような果実のタヌキマメ。花がタヌキの顔を連想させるからとも言われます。 | ▲2種類目は池の堤の上でこんもりと叢生している、ハギの仲間。 |
▲宮城野(仙台平野)に産したので、その名が付いたという説がある、ミヤギノハギ。園芸種として植えられるハギとしてはもっともポピュラーなものです。 | ▲今度は温室エリアの池の北側に回ります。 |
▲背の高い草本の草むらですが、手前の茶色っぽいのがイヌハギ、奥の右側がフジバカマ、奥の左側がススキ。 | ▲ハギ、フジバカマ、ススキと秋の七草が3種揃っています。とりあえずマメ科のイヌハギを観察。 |
▲イヌハギは環境省RLでは絶滅危惧Ⅱ類、岡山県RDBでは準絶滅危惧とされる植物です。花は終わっていますが、実は花弁のない「閉鎖花」が着いています。 | ▲4種類目はカワラケツメイ。この場所は絶滅危惧種のチョウ、ツマグロキチョウの増殖を期待して栽培しているのですが、なかなかチョウが来てくれません。 |
▲植物園ボランティアさんに自由に使って頂いている通称「ボランティア農園」で栽培種も。附属病院などで緑のカーテンなどに使用している「シカクマメ」。 | ▲こちらは、ダイズ(黒大豆)。後から観察予定のマメと比較のため、マメのさやの様子などをしっかりと観察してもらいました。これで6種類目。 |
▲温室の南側のススキの株元に出てきていた白花のナンバンギセルを観察…する前に、もう1種類、マメ科植物が。7種類目。 | ▲これは外来種のアレチヌスビトハギ。果実が服にくっつく「くっつきむし」ですが、服に着くとなかなか取れない、厄介者です。 |
▲ようやく湿地エリアに移動…する前に温室エリア入り口のフェンスに絡みついている、つる性のマメを観察。これで8種類目。 | ▲小さな黄色い花が咲いていた、タンキリマメ。「痰を切る」ことが由来とされますが、薬効は無いようです。花と果実と種子が同時に見られました。 |
▲その隣に、細長いさやがたくさんぶら下がっているつる植物がありました。夏に白い花が咲く、小型のフジ、ナツフジです。これで9種類目。 | ▲フジバカマに似たサワヒヨドリの花に迎えられて、湿地に到着。 |
▲マメの観察は少しお休みして、秋の湿地の植物を観察しました。 | ▲スイランの花。咲き始めたばかりで花数は少ないですが、蕾がたくさんあり、満開が楽しみです。 |
▲ホシクサ科のシロイヌノヒゲ。「干し草」ではなく、花の咲いている様子が「星」のようなので、「星草」。 | ▲サワギキョウの花もまだピークではないですが、かなり咲いていました。 |
▲湿地から観察路に上って、マメの観察の続きです。観察路わきに10種類目が繁茂していました。 | ▲ダイズの“原種”と言われる、ツルマメが他の植物を覆い尽くす勢いで繁茂していました。果実(さや)は枝豆のように茶色い毛が生えていますが、小さ過ぎて食用にされることはほとんどありません。 |
▲木立を抜けたところに、11種類目のマメがありました。 | ▲これぞ「萩の花」、ツクシハギの花が咲いていました。 |
▲湿地エリア南側のフェンス沿いにもマメ科の植物が見られます。 | ▲アレチヌズビトハギのように果実が服にくっつく、低木のミソナオシです。 |
▲金網一面に絡みついているのは、アズキのような黄色い花が咲く、ノアズキ。葉がクズの葉の形に似ているので、ヒメクズとも。これで13種類目。 | ▲全部で13種類のマメを観察したあとは、アケビの実をお茶うけに、カワラケツメイの「豆茶」を楽しんで、閉会となりました。 |