▲前の週に開催した「ユウスゲ観察会」とはちょっと視点を変えての夜間観察会。この日は天気が良く、西日が照りつける状況での開会となりました。 | ▲この日の参加者はちょっと少なめ?の29人。明るいうちに、本日の観察対象となる植物の場所を紹介しながら、温室エリア内の植物観察。 |
▲今回のメインの観察対象、ツキミソウの蕾。側面に赤い筋がはっきりと出た蕾が、その晩に開花する蕾です。(撮影:17:38) | ▲こちらは棍棒のような形のカラスウリの蕾。金網フェンスに絡みついたツルにたくさんの蕾が付いていました。(撮影:17:59) |
▲これは夜に開花するのではなく、正午を過ぎると咲く、タヌキマメ。これは「いつ閉じるのか」の観察が目的。 | ▲夜に咲く花といえば、この日もユウスゲの観察をしっかりとおこないました。希望者には花を採取してお土産にしてもらいました。 |
▲ユウスゲなどを観察していると、19時50分頃になっていましたが、まだ周囲は明るく、ツキミソウは咲く気配がありません。 | ▲ツキミソウの果実でちょっと実験。果実に水をかけてやると、みるみる開いて、中の種子が顔を出します。雨が降った際(=水分条件のよい時)だけ種子散布を行う、乾燥地域原産のツキミソウの工夫です。 |
▲18時53分、蕾(正確にはがく片)に突然切れ目が入り、白い花びらが顔をのぞかせました。その瞬間、参加者から歓声が上がりました。 | ▲同じく、18時54分のカラスウリ。こちらも蕾の先端が5つに割れ、開花を始めていました。 |
▲ツキミソウのプランターを囲む参加者の方。なかなか咲きそうにないですが、開花の瞬間を見逃すまいと、目が離せないようです。 | ▲ツキミソウが気になりつつも、カラスウリの開花も見逃すまいと頑張っている参加者の方々。 |
▲こちらは葉を閉じて、お休みモードのカワラケツメイ。昼と夜で葉を開いたり閉じたり、動かないと思われがちな植物も、実は、意外に活動的です。 | ▲ちょうど19時ごろ、タヌキマメを観察していた参加者から、「あれぇ~?」という声。 |
▲なんと、正午ごろに咲いたばかりのタヌキマメの花がもうしぼみかけていました。「1日」どころか、たった6時間ほどしか開花しないようです。(撮影:19:03) | ▲19時17分、ツキミソウの蕾は、白い花弁をのぞかせたまま、まだ動きがありません。 |
▲カラスウリの開花の様子をビデオカメラで連続撮影に挑戦していた参加者の方もおられました。 | ▲19時18分、カラスウリの花はかなり開花し、後は特徴でもあるレース状の花弁が広がれば開花終了です。 |
▲19時29分、すっかりレース状の花弁が開いたカラスウリの花。繊細な糸状の部分がもつれずに開くのが不思議です。 | ▲19時37分、花弁がかなりほぐれてきたような気がしますが、参加者からは「このペースで閉会時間までに咲くかなぁ」と不安の声が上がり始めました。 |
▲19時38分。手元はかなり暗くなっていますが、西の空にはまだ明るさが残っています。 | ▲19時43分、一段と花弁がほぐれてきました。不思議なことに、開花している株は風が無くても、ふるふると細かく揺れ動いていました。 |
▲19時47分、観察していた蕾とは別の蕾が先に開花しました。開花開始はやや遅かったのですが、途中で追い抜いての開花です。 | ▲19時50分、観察していた蕾もほぼ開花しました。花弁が開きはじめてからのスピードに驚きの声が上がりました。 |
▲暗闇に浮かびあがる純白のツキミソウの花。閉会予定時刻(20時)の10分前に開花完了という、千両役者ぶりでした。 | ▲無事、開花を観察できたところで閉会。この日の参加者の方には、ツキミソウの種子をお土産に差し上げました。 |