▲梅雨ということで雨が心配されましたが、幸運にも薄曇りの天気で、観察しやすい日となりました。参加者は51人。 | ▲開会のあいさつ中。今回は倉敷ケーブルテレビの取材が入っていたので、園長もちょっと緊張気味だったかも!? |
▲まずは中国原産のホソバキスゲと、ホソバキスゲとユウスゲの雑種と推定される「昼咲きユウスゲ(仮称)」の花を観察。ユウスゲとは違って昼間も咲いています。 | ▲オキナグサの植栽地。綿毛もすっかり飛んで、葉っぱだけになっていました。 |
▲こちらは満開のクマノミズキ。標高の高い場所に生育するミズキそのものとは違い、低標高地にも生育する種類です。 | ▲クマノミズキの花にはハナムグリの仲間などがたくさん訪花しており、昆虫たちのレストランになっていました。 |
▲こちらは神事に使うサカキの木。頭上から何やらブンブンという羽音が聞こえてきます。 | ▲クマバチが訪花していました。体のサイズが大きく、羽音もうるさいのですが、おとなしいハチです。 |
▲ちょっと花のピークを過ぎた感じのクチナシの木。花は古くなると白からクリーム色に変化します。花はとても良いにおいがします。 | ▲池の中にはヒメガマが花を咲かせていました。ソーセージのようなのが雌花序、その上の部分が雄花序で、たくさんの花粉を出しています。 |
▲ガマの花粉は「蒲黄」といって、擦り傷や赤むけなどに効く生薬とされます。古事記の「因幡の白ウサギ」はガマの花粉でキズを治しますので、古くから薬効が知られていたことが分かります。 | ▲先月の楽しむ会のときには蕾だったマルバコウツギ。残念ながら、クチナシ以上に花の見ごろを過ぎてしまっていました。 |
▲見ごろは逃したといっても、まだ花が咲いている枝は残っていましたので、十分花の観察をすることはできました。 | ▲水生植物などの栽培場に移動。一見なにも生えていないようなプランターを良く見てみると…。 |
▲昨年できた種子からハマビシの実生がたくさん芽生えていました。環境省RLでは絶滅危惧ⅠB類、岡山県RDBでは絶滅危惧Ⅰ類とされる希少な植物です。 | ▲湿地エリアに移動しました。先月はトキソウがたくさん咲いていた湿地ですが、今はノハナショウブが咲いています。 |
▲岡山県では新見市の鯉ヶ窪湿原でしか見られなくなった、オグラセンノウの花も観察することができました。数日前から咲き始めたばかりです。 | ▲湿地の草の中を良く見ると、トキソウの花も咲き残っていました。 |
▲クサレダマの黄色の花を撮影する参加者。マメ科のレダマという低木の花に花色が似ているので、「草・連玉」です。 | ▲ユウスゲも咲きはじめているようでした。蕾に付いている白いものはキスゲ(ゴンズイ)フクレアブラムシというアブラムシの一種です。 |
▲湿地奥のデッキ部分でみなさんちょっとストップ。 | ▲ショウブ池のふちを通って、その奥に咲いている植物を観察します。道が細いので、数人づつ順番に観察。 |
▲食虫植物のモウセンゴケの花。晴れた日の午前中にしか咲かないのですが、この日は薄曇りでも少し日射しがあったりしましたので、幸運なことに開花していました。 | ▲湿地に咲くランの仲間、カキランの花がちょうど見ごろでした。 |
▲観察の順番を待っている間に、デッキの横にある樹木の観察。ウルシの木のような葉っぱの木ですが…。 | ▲野生のクルミの一種、オニグルミの実が枝先に実っていました。この実の中に、クルミの大きな種子が入っています。 |
▲サトイモ科のマイヅルテンナンショウは残念なことに既に花が終わっていました。 | ▲花は終わっていましたが、テンナンショウの花の構造をしっかり観察することができました。 |
▲ユウスゲの植栽地。たくさんの花茎が伸びてきています。少しだけ咲き始めているものもありましたが、ほとんどがまだまだこれからという印象。 | ▲ユウスゲの花茎を眺めながら、来月の楽しむ会のお知らせ。7月は恒例の夜間観察会です。この様子だとユウスゲもたくさん咲いてくれそうです。 |