園長からの一言
上旬はまだ肌寒さも残っていましたが、中旬ごろからは、日に日に暖かくなり、ツクシやオキナグサ、カンサイタンポポなどが次々と顔を出し始めました。下旬にはエドヒガンも開花し、春の訪れを実感しています。ただ、植物の種類によっては、1月~2月の低温や降雪などの影響を受けているようで、いつもならば下旬には葉が出てきているサクラソウはまったく姿が見えず、少し心配しましたが、3月末にようやく葉が出てきているのを確認し、一安心しました。
定例観察会「植物園を楽しむ会」の参加者は85人、今回も多くの方に参加していただきました。今回は倉敷の自然をまもる会と共催で開催し、まもる会の協力によりセリやナズナなどの入った野草のお粥を参加者に食べていただき、大変好評でした。園外では、広島市で開催された日本生態学会の大会に参加しました。地域の自然系施設の果たす役割についての集会を企画し、事例発表を行いました。
来園者(見学者)総数:114名
見学・観察会等 (104名) | |
3/12 | 来園3名(倉敷ハイキング倶楽部2名,講演の依頼と打ち合わせに来園/園内伐採樹木の引き取り1名,総社市) |
3/22 | 見学2名(矢掛町)、来園1名(園内伐採樹木の引き取り1名,総社市) |
3/23 | 定例観察会「植物園を楽しむ会(春の芽生えと味わいを楽しむ)」開催(倉敷の自然をまもる会 共催)参加者85名 |
3/26 | 見学2名(倉敷市) |
3/28 | 来園9名(植物の質問2名,植物園ボランティア(岡山市)/園内のツクシ摘み7名(総社市)) |
その他の来園者、見学者 | |
ボランティア・・・のべ10人 |
園外での調査,自然保護活動,観察会/行事への参加(講師招聘)など
3/9 | サクラソウ自生地保全のための火入れについて打ち合わせ(真庭市蒜山上徳山) |
外部の委員会/役員会への出席・参加,講演・寄稿依頼など
3/14~18 | 第61回 日本生態学会 広島大会 参加、自由集会「地域の生態系を保全するために『本当に必要なこと』」内,「地域の宝を守る~じいちゃんたちの小さな保全活動~」発表(広島国際会議場) |
3/19 | 倉敷の自然をまもる会 理事会 出席(倉敷市役所) |
マスコミ取材、情報提供など
3/21 |
|
園内の管理作業など
温室エリア |
栽培用砂消毒/剪定樹木枝 焼却作業/草取り作業(オキナグサ,シラン植栽地,温室内通路)/植物生育場所に侵入防止ロープ張り(シラン,ホソバヤマジソ)/オキナグサの株や幼苗にマーキング(草取り時の損傷防止)/植物植栽(温室南側にシラガブドウ,サンカクヅル,プラ舟にヤチシャジンを植栽)/圃場耕耘(カワラケツメイ植栽地など) |
湿地エリア |
樹木伐採・下刈り作業(主にアラカシ,ナナミノキなど日照を制限する常緑樹)/湿地 流路調整(土のう積み)/植物生育場所に侵入防止ロープ張り(キビノミノボロスゲ,アヤメ)/植物植栽(ミツマタ,ウメモドキ) |
その他 |
温室エリア池 護岸工事(岸が崩れてきていたのを板や土のうで補修) |
その他(貴重植物の寄贈・受け入れ・ウェブサイト更新など)
寄贈等 |
|
随時 | 植物園WEBサイト更新
|