▲今回の参加者は26人、前月の105人に比べると少ないですが、「樹木の冬芽観察」という渋めのテーマにしてはまずまずの参加人数ではないでしょうか。 | ▲まずは温室前のコブシの木を観察。当然ながら葉は落葉していて枯れ木同然の姿です。 |
▲落葉しているので、枝ぶりがどのようになっているかが良くわかります。短く詰まったようになっている「短枝」を観察中。 | ▲この木は毎年、コブシハバチの幼虫に丸坊主にされるので、花が咲かないのですが、昨年試しにコブシハバチを駆除してみたところ、今年は数は少ないですが花芽が見られました。 |
▲今回は主に湿地エリアでの観察を行いましたが、湿地エリアへの移動途中の道沿いでも観察できるものがあれば、すぐに注目が集まります。 | ▲道端の茂みに生えていたアラカシの冬芽。このように魚のうろこ状の鱗片で覆われている芽を「鱗芽」と言います。 |
▲こちらは鱗片で覆われておらず、芽が剥き出しのヌルデの冬芽。裸の芽なので「裸芽」と言います。 | ▲「苗代」を作るころに食べられるようになる、ナワシログミの実もかなり膨らんできていました。 |
▲湿地エリアの下の池の側溝を探っています。カスミサンショウウオが隠れていないかと思ったのですが、さすがにまだ早かったようです。 | ▲草刈りが終わり、後は春を待つばかり?の湿地の木道上。何もないように見えますが、何を観察しているのでしょうか。 |
▲見ていたのはフェンスのわきにあるイヌツゲです。8日の大雪で折れた常緑樹が多かったので、イヌツゲの変種で、多雪地帯に生育するハイイヌツゲの話をしていました。 | ▲その他、この日に観察された冬芽やその他。まずはねばねばの粘液で覆われているトチノキの冬芽。 |
▲鱗芽の鱗片が剥がれて、帽子をかぶったようになるリョウブ。「ナポレオンハット」と「雪ん子のわら帽子」どう呼ぶのがイメージに合うでしょうか。 | ▲この日、花が咲いていた唯一の樹木、ハンノキ。ぶら下がっている紐のようなものが雄花、雄花の房の上の短い枝の先についている赤い小さなものが雌花です。 |
▲8日の大雪の際に折れた直径15cmほどのアラカシの株。普通なら折れないのですが、株元がカミキリムシの幼虫?などの虫に穴をあけられて腐った部分があったので倒れてしまったようです。 | ▲同じく雪で折れていたアカマツの枝。枝先を良く見ると松ぼっくりの赤ちゃん(昨年咲いた雌花)が付いていました。 |
▲ゴールデンウィーク頃に咲くヒサカキ。枝にはもう蕾がたくさん付いていて、春を待っていました。 | ▲こちらはヒサカキと同属ですが、既に晩秋に開花して終わったハマヒサカキ。小さな果実が付いていました。 |