▲寒波の影響で、冷え込む日が続き、楽しむ会の当日も温室エリアの池は半分ほど凍結していました。ただ、空は快晴、風も弱く、たき火日和でした。この日の参加人数は過去最高の105人でした。 | ▲植物園ボランティアの方々と作っておいた、「どんど焼き」のやぐら。使用している植物はモウソウチクとヒメガマ、ススキ、トウネズミモチと、すべて植物園内の植物を使用して作ってあります。 |
▲参加者の方に、好きな場所に持参していただいた正月飾りを置いてもらいました。 | ▲開始時間(10時)になったので、解説を開始。今回は初めての参加の方も多く、会を始めてからもどんどん参加者が増えていきました。 |
▲どんど焼きに使用している植物の説明中。本来は竹が破裂する音で、魔を祓うと言われますが、ちょっと危ないので、節に穴を開けて破裂しないようにして、その代わりに燃やすとパチパチ音がする、トウネズミモチの葉を使ってあります。 | ▲お飾りに使われているシダ植物のウラジロについて説明。昔は山にウラジロを取りに行ったそうですが、最近は里山の下刈りをしないので、巨大なウラジロばかりになり、お飾りサイズのウラジロは見つけにくくなりました。 |
▲さて、いよいよ、どんど焼きに点火です。着火方法にもこだわって、「火打石」でカチカチと火をつけます。風があったこともあり、なかなか火種ができませんでしたが、数分で着火成功。 | ▲火種を良く乾いた枯れ草に包んで、息を吹きかけると、だんだん煙が出てきて、炎が起こりました! |
▲無事にどんど焼き本体に着火。トウネズミモチの葉がパチパチといい音を立ててくれました。 | ▲着火直後の様子。開会直後に比べて随分参加者が増えています。 |
▲中の方は、良く乾いたヒメガマの葉とススキですので、勢いよく炎が上がりますが、早めに燃え尽きるように工夫しています。 | ▲どんど焼きが燃えている間に、温室エリアの周辺で、「春の七草」の植物の観察を行いました。まずは温室の南側。 |
▲白い綿毛に覆われた、ハハコグサのロゼット。近くには近縁の外来種、ウラジロチチコグサのロゼットもあり、違いを比較して観察しました。 | ▲園外に出て、園の南側にある田んぼをのぞきこみます。 |
▲コオニタビラコ(ほとけのざ)がありました。耕作されている水田でないと生育しない植物で、植物園内にはありません。 | ▲手に持っているのは、シソ科の「ホトケノザ」。しばしば春の七草と勘違いされる植物ですが、七草の「ほとけのざ」はコオニタビラコのこととされます。 |
▲この日、園長が頭にまいていたのは「春の七草」柄の手ぬぐいですが、良く見ると、「ほとけのざ」がシソ科のホトケノザになっている、間違いバージョンの手ぬぐいでした。 | ▲放棄水田からの水路には、セリがありました。植物園近辺でも素掘りの溝には生育しているのですが、コンクリートのU字溝になると生育が難しくなります。 |
▲ナズナはもう花が咲いている株が結構みられました。 | ▲あちこちに生えているのだけど、当日うっかり紹介し忘れた、コハコベ(はこべら)。これは温室の前に生えていた株。 |
▲30分ほどで、どんど焼きが大体燃え尽きたので、今回のお楽しみその1の焼き芋をセットします。 | ▲焼き芋が焼けるのを待ちつつ、竹の先にお餅を挟んで焼きます。どんど焼きの火で焼いた餅(団子の場合もあり)を食べると一年無病息災でいられるとか。焦がさずにうまく焼けるかな? |
▲お楽しみその2は、どんど焼きで焼いたお餅を入れてたべる、ぜんざいです。ちなみに、焼き芋のイモは、植物園内でボランティアさんに育てていただいたもの、ぜんざいのあんことお餅は、園長とボランティアさんからの提供です。 | ▲お楽しみその3は、余剰苗のプレゼント。今回は、ウラシマソウとセトウチホトトギスの苗をプレゼントしました。 |
▲焼き芋が焼きあがりました。味の方は…笑顔をみれば聞かなくてもわかります!? | ▲まだお餅を焼いている人もいますが、少し早めに、終わりのあいさつをしました。閉会後も、たき火を囲んで、参加者同士、話が盛り上がっていました。 |