園長からの一言
8月の暑さが幻だったかのように、日ごとに涼しくなりました。初旬には台風17号の接近による雨などで、乾燥を心配していた状態から一転して増水や出水による影響を心配しましたが、園内では特に影響はありませんでした。園内はミズアオイやミズトラノオ、ナンバンギセルが咲き、ススキの穂も出て、中秋の名月のころにはすっかり秋の装いとなりました。植物の成長も落ち着き、園外での自然保護活動や調査などにも安心して出かけられるようになってきています。
来園者数は予約をしての見学者が少なかったため、若干少なめになるかと思っていましたが、涼しくなったこともあってか、倉敷の自然をまもる会の「秋の虫の声を聞く会」、定例観察会「植物園を楽しむ会」に思ったより多くの参加者があり、集計してみますと、9月も100名を超える方に来園していただきました。
そのほかにも、園外での自然体験教室や観察会、植物園の池に発生したアカマクミドリムシという、日中は赤褐色だが、夕方になると緑色に変化する藻類の記事が新聞に掲載されるなど、市民の方々に植物園を知っていただく機会が割と多かったように思います。定例観察会などでは、「こんな良い所があるなんて知らなかった」との感想をしばしばいただきますが、うれしい反面、まだまだ植物園が知られていないということでもあり、より植物園を知っていただく努力の必要を感じています。
来園者(見学者)総数:108名
見学・観察会等 (79名) | |
9/11 | 見学1名(滋賀県近江八幡市 |
9/18 | 来園1名(山陽新聞記者,取材に来園) |
9/20 | 来園5名(「秋の虫の声を聞く会」下見(倉敷の自然をまもる会理事4名),山陽新聞記者1名取材) |
9/21 | 倉敷の自然をまもる会 自然観察会「秋の虫の声を聞く会」開催,参加者35名
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9/29 | 定例観察会「植物園を楽しむ会(ナンバンギセルとはま茶を楽しむ)」開催,参加者37名
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その他の来園者、見学者 | |
ボランティア・・・のべ29人 |
園外での調査,自然保護活動,観察会/行事への参加(講師招聘)など
9/1 | 岡山県自然保護センター 植物基礎講座-応用編-第4回 講師(和気町田賀) |
9/11 | 総社市 外来食虫植物の駆除作業 実施 |
9/14 | 岡山県自然保護センター 湿原保全活動 参加(真庭市蒜山上徳山) |
9/15 | 倉敷市立自然史博物館友の会 ミズアオイ観察会 参加 |
9/18 | 倉敷美しい森 外来食虫植物の駆除作業 実施,倉敷市役所児島支所より職員3名が視察。 |
9/21 | 津黒いきものふれあいの里「生き物の先生が教える燻製教室」講師(真庭市蒜山下和) |
9/27 | 日生諸島 鶴島 植物調査(備前市日生町日生) |
外部の委員会/役員会への出席・参加,講演・寄稿依頼など
9/2 | 岡山県郷土文化財団より,2014年2月18日(火)の「郷土文化講座」での講演依頼。 |
9/18 | 倉敷の自然をまもる会 理事会 出席 |
9/25 | 真庭市 生物多様性地域連携保全専門委員会(現地視察) 出席(真庭市蒜山地域) |
マスコミ取材、情報提供など
9/18・20 | 山陽新聞倉敷本社より,植物園温室エリア池に発生したアカマクミドリムシについて取材 → 26日朝刊 倉敷・総社圏版に掲載。
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9/21 | 津黒いきものふれあいの里「生き物の先生が教える燻製教室」,山陽新聞真庭支局と真庭いきいきテレビ(地元CATV)取材あり。 |
9/27 | 山陽新聞朝刊 倉敷・総社圏版に「植物園を楽しむ会」の告知記事掲載。 |
園内の管理作業など
温室エリア |
草刈り作業(園地,観察路,温室エリア前 市道)/草取り作業(タヌキマメ,オキナグサ,ショウドシマレンギョウ,クロバナロウバイ植栽地,観察路,金網フェンス沿い,プランター周辺,温室南ススキ株周辺)/外来植物(メリケンカルカヤ)駆除作業/刈草集め・焼却作業/カワラケツメイ収穫(刈り取り),洗い,干し作業(お茶にするため) |
湿地エリア |
草刈り作業(園地,観察路)/立ち枯れた竹 伐採処理/外来植物(アレチヌスビトハギ・メリケンカルカヤ)駆除作業/刈草集め・焼却作業/ユウスゲ種子 採集作業 |
その他 |
駐車場 草取り作業 |
その他(貴重植物の寄贈・受け入れ・ウェブサイト更新など)
寄贈等 | 特になし |
随時 | 植物園WEBサイト更新 1日:「お知らせ」(他施設での体験教室…21日「生き物の先生が教える燻製教室」/植物園での自然観察会…「秋の虫の声を聞く会」の開催要項掲載) |