▲「植物園を楽しむ会」も2年目となりました。2年目ということで、少し参加者も昨年より少なくなるかと思っていたのですが、連休の日曜日ということもあってか、84人もの参加者がありました。 | ▲とりあえずは、綿毛になりかけていたオキナグサの観察から。人数が多いので、細かい部分の解説が理解して頂けたか分かりませんが、「翁」の名の由来はこの時期なら一目でわかります。 |
▲まだ種子が未熟な段階のため、本格的な「翁」の白髪状態には今一歩ですが、銀色の光沢のあるこの状態もよく見るとなかなかきれいです。 | ▲温室エリアのあちこちに生えている、ノビル(野蒜)の解説中。道端に普通に生えている野草ですが、ネギやラッキョウと同じ仲間ですので、おいしく食べることができます。 |
▲ノビルと同じ、野生のネギの仲間、アサツキを産地別に栽培しています。同じ植物で、分類上は同じ種であっても、産地によって大きかったり、盛んに株別れをしたりと、地域性があることがよくわかります。 | ▲レンギョウの一種で、小豆島にしか自生しないショウドシマレンギョウが花盛りでした。中国地方にしか分布しないヤマトレンギョウ、よく植栽されるシナレンギョウ・チョウセンレンギョウとの違いは… |
▲4年ほど前に間違って伐採されてしまい、ようやく観察に耐えるぐらいにまで復活しました。 | ▲湿地エリアに移動して、入り口の池のふちで吉備の名のついた、キビノミノボロスゲの解説中。 |
▲様々な植物が芽吹き、緑色に変化しつつある湿地の木道に参加者の列ができました。 | ▲木道の上からは、少し盛りは過ぎていましたが、サクラソウの花を観察することができました。 |
▲ショウブの池で、ショウブとアヤメ科の植物との数百年にわたる名前の因縁について解説しながら、ショウブの良い香りを確かめてもらっています。 | ▲5月5日の端午の節句も近いので、必要な方には採集して、持ち帰っていただきました。 |
▲いよいよ、今回のメイン(のはずだった)、タケノコ掘りです。まずは園長が掘り方の説明をしながら、お手本?を披露。 | ▲実は今年はタケノコが大変不作で、タケノコの本数より参加者の人数が多い状況でした。タケノコ生産地である倉敷市真備町でも不作だったそうです。 |
▲タケノコが見事?掘れました。ちょっと根元が切れてしまって、あまりお手本にならなかったようですが…。 | ▲園長が手伝いながら、参加者の子供さんがタケノコ掘りに挑戦。先に刃のついた鉄の棒で、タケノコが地下茎とつながっている部分を切断すると楽に掘れます。 |
▲地下茎がちゃんとついたものが掘れたので、ちょっとお借りして、タケノコの発生の仕方などについて解説。 | ▲道具が少なかったので、掘る人以外は、タケノコを探したり、休憩したり、他の植物を観察したり…。 |
▲園長からはモウソウチクとマダケ、ハチクの見分け方や、タケの生態などについて解説を行いました。 | ▲一通り、タケノコも掘れたので、温室エリアに戻ります。途中で道の上からサクラソウやノウルシの撮影、ユウスゲ植栽地の説明を行いました。 |
▲残念ながら全員にタケノコをお土産にしていただくことができなかったので、代わりにノビル掘り体験を急きょ開催。掘れたノビルはお土産にしていただきました。 | ▲掘り上げたノビル。この時期は小さな球根ができているので、球根の大きさがまちまちですが、さっとゆでたり、天ぷらにしたりするとなかなか美味しくいただけます。葉の部分も刻んで細ネギのように使えます。 |
▲栽培に興味がある方には、温室内の余剰苗も放出して、お土産にしていただきました。こちらも大人気で、あっという間に苗がなくなりました。 | ▲まだ夢中でノビル掘りをしている人もおられますが、閉会のあいさつをして終了しました。天気が良かったので、この後園内でお弁当を食べて帰られたグループもありました。 |