▲今年度最後の「植物園を楽しむ会」です。今回は「おいしい春」ということで、ヨモギを摘んで草餅づくりに挑戦です。参加者は34人でした。 | ▲まず午前中は園内の春を楽しみました。池のふちの2本のサクラ。どちらもエドヒガン系なのですが、右側はエドヒガン、左側はコヒガンの園芸品種です。 |
▲がくの膨らんだ部分と、開きかけた蕾の部分が「ひょうたん」に似ているので、別名「ひょうたん桜」とも呼ばれます。 | ▲ちょうどオキナグサの花が満開となっていました。岡山県下では現在は野生品をみることはほとんどできなくなっている、貴重な植物です。 |
▲昨年苗を植えつけたオキナグサも1輪の花を咲かせていました。株が若いからか、花がかなり上を向いて咲いていました。 | ▲池の中では、ミツガシワの花が咲き始めていました。これも岡山県では自生地がほとんど残っていない植物です。 |
▲ネギを栽培しているのではなくて、ネギの仲間の野生種、アサツキです。産地別に栽培しています。 | ▲ちょっと奥に移動して、植物園の新顔を紹介。まだ小さいですが、足元に…。 |
▲咲き始めのノウルシの株です。岡山県RDBでは絶滅危惧Ⅰ類とされる貴重な植物です。昨年、県内産のものを寄贈していただいたものです。 | ▲湿地エリアに移動する前にタンポポの見分け方のお勉強。この一角には在来のカンサイタンポポがたくさん生えています。 |
▲湿地エリアに移動して。湿地の木道の上から湿地の植物の観察…でもまだ何も咲いていないようですが…? | ▲よ~く見ると、咲きだしたばかりのサクラソウが見つかりました。まだまだ葉が伸びてきている最中で、花もこれからです。 |
▲良い匂いがするショウブが新しい葉を伸ばし始めています。香り高いことからヨモギと同様に魔を祓うと考えられていました。 | ▲湿地から少し上がった林床には、キビヒトリシズカが咲き始めていました。国内では岡山県ではじめて見つかったので、「吉備」の名を冠しています。 |
▲植栽されたものですが、トウギボウシ(オオバギボウシ)の仲間の芽生え。東北などでは「うるい」といって山菜として利用します。 | ▲展望デッキから春の湿地を眺めました。といっても、まだ何も咲いていないのですが、これから季節が進むとどんどんと風景が変わるはずです。 |
▲マンサクの花が咲いていましたが、残念ながら時間帯が悪く、逆光状態での観察になりました。がくの部分が赤いのが見えたでしょうか? | ▲ユウスゲ植栽地前の少し広場になった場所で、ヨモギ摘みを参加者全員で行いました。 |
▲芽生えて間もないヨモギの葉ほど、葉の表面にも白い柔らかな毛が生えています。 | ▲人数が多かったので、あっという間にたくさんのヨモギが取れました。これならいい草もちができそうです。 |
▲予想よりヨモギ摘みの時間が短く済んだので、温室内の植物を案内しました。 | ▲昨年、発表されたばかりのタカハシテンナンショウの青花品種、モエギタカハシテンナンショウ。通常の紫褐色の花と両方観察できます。 |
▲午前の部は終わりで、1時間ほどお昼休み。花見をしながらお弁当を食べたり、つくし摘みをしたりと過ごし方は様々なようです。 | ▲お昼の間に摘んだヨモギを洗って、さっとお湯に通します。新芽ばかりなので、あく抜きの必要はありません。 |
▲植物園のボランティアさんが、もち米を蒸してくれています。今回は2升×2臼のおもちをつきました。 | ▲午後の部開始!参加者の中に、餅つき経験の大変豊かな方がおられたので、非常に助かりました。 |
▲いよいよ餅つき開始。昔を思い出して「昔取った杵柄」を披露する方、餅つき初体験の方、いろいろでもりあがりました。 | ▲つきあがったお餅は、参加者全員で丸めます。あんこを包んであんこ餅にしました。 |
▲最初のお餅は草餅ではなくて、なんだか黄色。植物園内で取れたクチナシの実で色を付けた、クチナシ餅です。 | ▲自分で丸めた、できたてのお餅をぱくり。臼と杵でついたお餅はよく伸びて、「おいしい!」の声。 |
▲二臼目は、ヨモギを投入して、いよいよ草餅づくりです。少しもち米の蒸し時間が短かったのと、なかなかヨモギがうまく混ざらず、苦労しました。 | ▲なんとかうまくお餅になって、子供たちも参加してぺったんぺったん。 |
▲ヨモギの草餅の完成!ゆでただけの葉をそのままつきこんであるので、わりとおとなしめの緑色ですが、ヨモギの香りは抜群です。 | ▲クチナシの餅(手前)とヨモギの草餅(奥)。形がいろいろなのはご愛敬。参加者全員、4個ずつほど、お土産に持って帰っていただきました。 |