▲第11回の「植物園を楽しむ会」ですが、今回は岡本昆虫館館長にゲスト講師をお願いして、昆虫などの生き物全般について観察しました。参加者20人。 | ▲土や落ち葉などの中に隠れている小さな昆虫や動物などを採集するために使う、「ツルグレン装置」。まずは事前にこの装置を使って採集した虫を観察しました。 |
▲ツルグレン装置で採集できた土壌生物。ヒメガマの分解途中のものからヤスデの仲間が多く出てきたようです。 | ▲温室エリア入口のコブシの木に残っていた、モズのはやにえのムカデを見ています。これもモズの冬越しの工夫…なのでしょうか。 |
▲岡本館長が近くの木の根元の土の中にいた生物を見つけてきてくれました。なにせ小さな生き物ばかりなので、自然とみなさん集まってきます。 | ▲ジムカデという、ムカデの仲間の一種が見つかりました。ほかのムカデの仲間に比べて脚の数が多いそうです。 |
▲観察会中に溝掃除を始めた…わけではなく、排水溝にたまっている泥や落ち葉の中で冬越しをしている水生生物を探しています。 | ▲見つけた生き物は、見やすいように容器の中に入れていきます。子供たちも興味津々。 |
▲小さなサイズのドジョウが多く見つかりましたが、割と大きめのドジョウもいました。 | ▲ドジョウ以外にも、アメリカザリガニやミズムシ(水中に棲むワラジムシなどの仲間)などが見つかりました。 |
▲岡本館長が幼虫に刺されると痛い、イラガの繭を見つけてくれたので、中に入っている幼虫の腸を、魚のタナゴ釣りの餌にする、という説明中。 | ▲湿地エリアに移動中、若い実のなっている低木がありました。苗代を作るころに実が食べられるようになるので、「ナワシログミ」。 |
▲岡本館長が道のわきの倒木を砕いて、中に隠れている昆虫などの幼虫を探していますが、場所が日当たりが良すぎて、なにもみつからなかったようです。 | ▲湿地エリアの入り口にある池の中に、カスミサンショウウオの卵塊がありました。少し場所が浅くて、凍って死んだ卵もありましたが、生きているものも確認できました。 |
▲草刈りをして、刈った草を取り除いたため、何も無くなった湿地の木道を歩きます。来月下旬には植物が芽吹いてくるはずですが…。 | ▲地味ですが、ハンノキが花を咲かせていました。風で花粉を飛ばす風媒花ですので、昆虫をひきつける派手な花は必要なく、雌花もとても小さいものです。 |
▲参加者全員で、落ち葉の下に隠れている生き物をさがしましたが、残念なことにめぼしい生き物は見つからず。 | ▲腐った倒木のあたりで、岡本館長が何か見つけられたようです。参加者の方々も興味津々で集まってきます。なにが見つかったのでしょうか。 |
▲残念ながら死骸ですが、大変美しい光沢をもつ昆虫、タマムシです。今年の夏は生きているものに出会いたいですね。 | ▲園内で見つかった生物。あまり多くの生き物は見つかりませんでしたが、クモの仲間や、キマワリ?の仲間なども見つかりました。 |
▲園内では、そろそろ春を告げにしゃしゃり出てきたかもしれない、ナナホシテントウもみつかりました。 | ▲温室の多目的スペースに戻って、まとめをして閉会しました。岡本館長からは、希望者の方にこの日見つけたタマムシの羽がプレゼントされました。 |