本年4月に整備を終えた浅原にある重井薬用植物園の、創和会職員を対象にした観察会が9月6日(日)に行われました。当日は研究所附属病院から2名の職員と友人1名、本部から3名の職員と家族3名が、日差しの強い中、2時間をかけて湿地帯を中心に普段見ることのない草花を鑑賞しました。
観察会は参加人数が少なかったこともあり、古屋野園長と、自然史博物館友の会会員の片岡さんの案内で、じっくりと草花を鑑賞することができました。
木道には草花が覆いかぶさるほどに成長し、さながら自然植物園のようでした。湿地帯にはサワヒヨドリがたくさん咲いており、咲き残っていたサギソウも1輪だけ見ることができました。しかし、残念ながら楽しみにしていた絶滅危惧種のヤチシャジンは、今年は全く咲いていないということで、見ることができませんでした。木道をつけたことで、環境が変わってしまったのでしょうか?
トンボやチョウが飛び交う中、カマキリやカエルなど、植物以外にもたくさんの生き物を見ることができ、充実した観察会でした。