日本各地から朝鮮、中国に広く分布する常緑のつる性木本、冬でも枯れないところから漢名を忍冬といいます。 初夏に芳香のある花を2個づつ葉腋に並んで咲かせます。花は細長い筒の先が5裂して上部が4、下部が1の割合で唇状に開き、白色から淡紅色から次第に黄色に変わります。色の変わるところから、金銀花の漢名もあります。
この花には蜜があるので、花をちぎってはよく吸ったものです。スイカズラの名前は、この蜜を吸うところからきたものだと思ってましたが、植物図鑑では蜜を吸うときの唇の形が、この花の形に似ているからだということです。
スイカズラは広い薬効のある薬草として有名で、古来より花や葉が利用されています。花から作られた忍冬酒には不老長寿の薬効があるそうです。園内にはこのスイカズラがあちこちに自生しています。