ヨドシロヘリハンミョウ
Cicindela inspecularis
体長 9-12mm
[環境省 RDB カテゴリー:絶滅危惧U類]
[岡山県 RDB カテゴリー:絶滅危惧T類]
カワラハンミョウが河原や海浜の乾いた砂地に生息するのに対して、本種はアシ原を伴うやや湿潤な砂泥質の河口部などで見られるものです。台湾、中国大陸、朝鮮半島沿岸部、国内では瀬戸内海および九州沿岸部の限られた地域での生息が確認されています。カワラハンミョウと同様に、河川改修や沿岸の護岸工事などによる環境の改変で、もともと少なかったものがさらに減少したため、絶滅の危機にさらされています。県内では1980年の記録を最後にしばらく記録されず絶滅かと思われましたが、2000年に岡山市で生息が確認されています。
山道で見かける「みちおしえ」と呼ばれる美しいナミハンミョウやニワハンミョウなどは、生息地が海岸や砂地でないために、現在でもよく目にすることができます。
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