病院の中にこんちゅうかん!? 倉敷昆虫館
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標本の紹介
 
 

ウスイロヒョウモンモドキ
Melitaea protomedia


開長 40mm

[環境省 RDB カテゴリー:絶滅危惧IA類]
[岡山県 RDB カテゴリー:絶滅危惧T類]

 片方のはねの長さが2cm前後のやや小さめのチョウです。草原性のチョウで、以前は県北部に生息地が点在していましたが、環境の悪化で絶滅が続き、現在鏡野町の限られた地域での熱心な保護活動(草刈りによる草原の維持と食草の保全)により、どうにか生息環境が維持されています。
 しかしシカ害による草原の崩壊が心配されており、厳しい状況におかれています。鳥取県や兵庫県でも絶滅し、現在日本で野生の個体群が見られるのは鏡野町だけになってしまいました。(2021.2.20)

 
ウスイロヒョウモンモドキ 1985年 苫田郡鏡野町・笠管峠  
▲1985年 苫田郡鏡野町・笠管峠
 

 
【当館所蔵のその他の標本】
・1952年 英田郡東粟倉村後山(現 美作市)
・1960年 苫田郡奥津町福見(現 鏡野町)
・1965年 苫田郡上斎原村・恩原高原(現 鏡野町)

 

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