病院の中にこんちゅうかん!? 倉敷昆虫館
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標本の紹介
 
 

ナニワトンボ
Sympetrum gracile


体長 31〜36mm

[環境省 RDBカテゴリー:絶滅危惧U類]
[岡山県 RDBカテゴリー:絶滅危惧U類]

 本種は赤とんぼの仲間ですが、雄は成熟すると青色になります。主に瀬戸内海の沿岸に面した地域に局所的に生息しており、岡山県では南部や津山周辺で記録されていますが、最近では本種の生息できる池などが減少しており、めったに見られなくなりました。
 近縁種のマダラナニワトンボは県内では絶滅しており、当館の標本は県外産のみです。

 

ナニワトンボ ♂ 1975年 倉敷市浅原

ナニワトンボ ♀ 1962年 真備町安明寺(現倉敷市)
▲♂ 1975年 倉敷市浅原
▲♀ 1962年 真備町安明寺(現倉敷市)
 
【当館所蔵のその他の標本】
・1950年 勝田郡真壁(現美作市)
・1953年 上道郡玉井村才田乢(現岡山市)
・1953年 児島郡郷内村(現倉敷市または岡山市)
・1961年 倉敷市浅原

 

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