クロマダラソテツシジミ
Chilades pandava
開翅長 25〜30mm
熱帯系のチョウで、幼虫のエサがソテツの新芽という特異性から、これを求めて広範囲を移動・拡散していくという変わった生態の持ち主です。以前は沖縄県でも珍しいチョウでしたが、最近は毎年のように九州南部まで進入し、南四国や南紀もそれに近い状況です。
岡山県では2008年に大発生しましたが、その後姿を消してしまいました。中国地方の西部には時々進入してきましたが、2020年に12年ぶりに笠岡市から備前市まで、南部地方一帯で再び生育・繁殖が確認されました。(2021.2.20) |