病院の中にこんちゅうかん!? 倉敷昆虫館
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コガタノゲンゴロウ
Cybister tripunctatus lateralis


コガタノゲンゴロウは、コウチュウ目 ゲンゴロウ科 ゲンゴロウ亜科 ゲンゴロウ属 の水生昆虫です。

水生植物の生えた池沼・放置水田などに生息しており、ゲンゴロウより少し小さく体長24〜29pほどの大きさです。岡山県では1930年代〜1950年代に岡山市や総社市で記録は少しあったものの、水質悪化や農薬散布などの影響なのか記録が途絶えました。その他のゲンゴロウの仲間ともに絶滅危惧種に指定されるなど生息が危ぶまれていました。2025年1月の現時点で岡山県レッドデータブックでは絶滅危惧U類に指定されています。

しかしながらコガタノゲンゴロウは近年、岡山県北をはじめ県南部の笠岡・岡山・総社・倉敷などで相次いで見つかっています。県内各地で再びポツポツと生息が確認されている状況だとのことです。倉敷昆虫館にも倉敷産の標本が最近寄贈されましたので展示しております。

 

   

▲コガタノゲンゴロウ(2024年倉敷市産・安田氏より寄贈・倉敷昆虫館収蔵)

▲展示標本より。ゲンゴロウ科やミズスマシ科の昆虫は、絶滅危惧種だらけです。

 

情報:岡山県のレッドデータ生物(倉敷市立自然史博物館 2010年発行)
   岡山県版レッドデータブック2020
   最新の私信より

 

 

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