病院の中にこんちゅうかん!? 倉敷昆虫館
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標本の紹介
 
 

キバネツノトンボ
Ascalaphus ramburi


体長 23mm 前翅長 60mm

[岡山県 RDB カテゴリー:準絶滅危惧]

 名前にトンボがついていますが、トンボではなくウスバカゲロウ(幼虫はアリジゴク)などと同じアミメカゲロウの仲間で、本州および九州の草原に生息しています。ツノトンボは県内に3種類いますが、いずれも近年は減少しており、なかでもこのキバネツノトンボはもともと生息地が限られており、個体数も少ない種なので絶滅が心配されます。以前には県南にも生息していたようで、1940年代に倉敷市での記録があります。
 当館のいずれの標本も中国山地で採集されたものですが、近年県内各地での生息が報告されており、近くの総社市でも記録されています。

 

キバネツノトンボ 1974年 上斎原村(現鏡野町上斎原)

 
▲1974年 上斎原村(現鏡野町上斎原)
 

 

【当館所蔵のその他の標本】
・1961年 大佐町大佐山(現新見市)
・2019年 総社市原

 

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