ケブカマルクビカミキリ
Atimia okayamensis
体長 6-9mm
写真の1cm満たないカミキリムシは、日本ではじめて総社市内から採集された個体の標本で、発見当時は外国からの移入種と考えられていましたが、その後他のところでも生息が確認され、新種とわかり、発見された岡山県にちなんでokayamensisという学名がつけられました。県中南部のネズミサシ(モロノキ)の自生地に生息していますが、県外では関東以西の本州と瀬戸内の島など、岡山県中南部と同様な気候のところに分布しています。
このカミキリはムシは秋に成虫になり、ネズミサシの樹皮のすきまなどで冬を越し、翌春には衰弱木や枯れ枝などに産卵するという習性を持っています。
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