カワラバッタ
Eusphingonotus japonicus
体長 30-45mm
[岡山県 RDB カテゴリー:絶滅危惧T類]
日本固有の種で本州、四国、九州に生息し、前ばねはまわりの石ころと同じ地味な色をしていますが、後ろばねが黒色と青色の模様の、飛ぶときは非常に美しいバッタです。以前は河原のあるところには必ずいたものですが、近年はたまにしか見られません。
岡山県には三大河川があり、それにはまた大きな支流もあってそれらの中・下流域には礫や砂が中心の広い河原や中州が多くありました。しかし、河川敷の開発や改修工事による河原の減少はもちろん、ダム建設や治水工事などにより周期的な氾濫が少なくなったため、近頃の河原は以前の面影は薄れ、水際まで草原となり、砂礫の河原はあまり見ることができなくなってきました。したがって、これら河原を生活場所としていた多くの生き物が姿を消していきました。 |