アカハネオンブバッタ
Atractomorpha sinensis
分布:(国内)南西諸島・本土ー近畿からその周辺へ
(国外)中国・韓国・台湾・ハワイ
アカハネオンブバッタは外見はオンブバッタによく似て、ぱっと見では区別が難しいバッタですが、後翅(薄く広がる方)をちらっとめくって見ると赤っぽくて幅広く、そして赤矢印のように胸の横に透けたような窓がみられます。
もともと日本では沖縄のみに生息していましたが、本土では2008年大阪府で確認され、それ以来、近畿地方を中心に徐々に拡がり、四国でも生息しています。岡山県では2020年より備前市日生町・瀬戸内市邑久町・瀬戸内市牛窓町などで見つかりました。2022年には沿岸部を中心に西へと生息拡大し岡山市南区・玉野市などでも見られるようになり、2024年は倉敷市玉島黒崎や故岡山市東区、総社市と、分布域が北上傾向にあります。
2025年10月現在、浅口市寄島町・笠岡市干拓地でも見つかりました。これで岡山県沿岸部は東から西までアカハネオンブバッタが全ての地域で見られることになりました。
北上に関しては岡山県北区御津の北部で確認されましたが、まだそれ以上の北上情報は入ってきていません。しかし時間の問題でさらなる情報が入るのではないかと思っています。
オンブバッタを見つけたら、後翅をちらっと覗いて色チェックしてみるといいかもしれません。 |