ラミーカミキリは緑白色または青白色と黒色のコントラストが美しいカミキリムシで、カラムシや庭のムクゲなど気を付けて見れば県下全域で見ることができます。また、胸部を背面からみるとパンダの顔にも見えます。
日本では関東以西に生息しており、今なお分布域を広げています。もともと、中国や台湾などに生息していたものですが、江戸時代後期に長崎から繊維の原料となる、ラミー(イラクサ科のカラムシのなかま)とともに侵入してきたといわれている南方系の外来昆虫です。
このラミーカミキリと同様な色彩をもつ、ヤツメカミキリ、ムネモンヤツボシカミキリ、ハンノアオカミキリの標本も紹介します。
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▲ラミーカミキリ(薄緑白色) 1964年 新見市草間 [体長 15mm] |
▲ラミーカミキリ(薄青白色) 1995年 新見市豊永佐伏 [体長 12mm] |
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▲ムクゲの葉にとまるラミーカミキリ 2006.5.31 岡山県総社市日羽
岡本忠 撮影 |
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▲ヤツメカミキリ
1951年 津山市鶴山公園 [体長 15mm] |
▲ムネモンヤツボシカミキリ
1966年 高梁市玉川 [体長 14mm] |
▲ハンノアオカミキリ
1964年 川上村芋ガ谷(現 真庭市蒜山) [体長 15mm] |
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