よくあるご質問
ページ内目次
初診について
Q. 小児療育センターは何をする所ですか?
私たち、重井医学研究所附属病院の小児科および小児療育センターでは、ことばや運動、コミュニケーション等の発達が気になるお子さまを対象に、小児科医の診察(診断や相談)、心理士の評価(発達検査)、言語聴覚士・作業療法士による療育(リハビリ)等、『子どもたちの豊かなこころとからだを育てる』ための様々な取り組みを行っています。
Q. 初診の予約を取りたいのですが?
初診のご予約は、当ホームページからメールフォームにてお申込みいただくようになります。ご予約方法はこちらをご確認ください。予約待ちの期間は、時期により変動いたします。
【ご注意ください】
【ご注意ください】
- 当院は小児科のため、高校生以上の初診の受け入れはしておりません。
- 中学生の方は、初診と初期評価(発達検査)まで可能ですが、療育(リハビリ)は新規開始になりません。
- 小学生高学年~中学生の方が新規に医療機関にかかる場合、状態によっては小児科でなく、思春期・青年期・成人期まで継続できる医療機関が望ましいことがあります。そのため、当院では慎重に受け入れの判断をさせていただいております。
Q. 療育(リハビリ)を受けたいのですが?
まずは、どの方にも初診および初期評価(発達検査)を受けていただきます。すぐに療育(リハビリ)が受けられず、保護者の方はもどかしい気持ちになるかもしれませんが、お子さまの発達の状態と、どこをどのようにフォローすることが必要かを、保護者の方や私たちで理解・共有するために必要な時間とお考えください。
また、後日、初期評価の結果診察にお越しいただいた際、医師から開始指示があれば当院で療育(リハビリ)を受けていただくことが可能となります。発達の状態によっては、当院の療育(リハビリ)ではなく、ご家庭や地域でのフォロー(特別支援教育や福祉サービス)を提案させていただく場合もあります。
【ご注意ください】
また、後日、初期評価の結果診察にお越しいただいた際、医師から開始指示があれば当院で療育(リハビリ)を受けていただくことが可能となります。発達の状態によっては、当院の療育(リハビリ)ではなく、ご家庭や地域でのフォロー(特別支援教育や福祉サービス)を提案させていただく場合もあります。
【ご注意ください】
- 療育(リハビリ)を受けるには、医師の開始指示が必要です。診察時に医師とご相談ください。
- 当院の療育(リハビリ)の新規開始は、小学生の方までです。中学生以上の方は新規開始になりません。
Q. どのような年齢層の方が初診を受けていますか?
2018年度は、初診全体の8割が未就学~小学生低学年の方でした。また、初診を受けた方の6~7割が療育(リハビリ)開始となりました。
当院としましても、小学校低学年までの早めの受診をおすすめいたします。
当院としましても、小学校低学年までの早めの受診をおすすめいたします。
Q. どのようなきっかけで初診を受けていますか?
ことば・運動・コミュニケーション等の発達、集団行動・友人関係・学習面等の状況について、乳幼児健診やかかりつけ医からのすすめ、園・小学校生活や家庭の様子が気になったことをきっかけに、受診される方が多い印象です。
Q. 初診がとても不安です。
医療機関を受診するにあたり、保護者の方は様々な不安や葛藤をお持ちのことでしょう。また、お子さまは初めての場所で何をするのかが分からなくて怖がっていたり、自分の悪いことを話されるのではないかと心配していたりするかもしれません。
私たちは、そのような保護者やお子さま、お一人おひとりのお気持ちや状況を理解するようつとめながら、専門的な立場での説明や助言を行います。
私たちは、そのような保護者やお子さま、お一人おひとりのお気持ちや状況を理解するようつとめながら、専門的な立場での説明や助言を行います。
Q. 初診当日の流れを教えてください。
こちらをご確認ください。
【ご注意ください】
【ご注意ください】
- 初診当日は医師の診察および心理士の聴き取りがあります。
- 初診当日に発達検査は行いません。予約を取ってお帰りいただきます。
診断書等発行について
Q. 診断書を作成してもらいたいのですが?
作成可能です。作成までに2週間ほどかかりますので、余裕を持ってご依頼ください。また、ご依頼の際に、診断書の作成目的、提出先、その他記載希望の内容、受け取り希望の時期を明確にお伝えください。書類一覧もご確認ください。
なお、診断書は、特別支援教育の利用開始など、手続きで利用されることが多いのですが、実際の支援の手がかり(助言)につきましては、検査結果報告書をご活用いただけます。
【ご注意ください】
なお、診断書は、特別支援教育の利用開始など、手続きで利用されることが多いのですが、実際の支援の手がかり(助言)につきましては、検査結果報告書をご活用いただけます。
【ご注意ください】
- 診断書は、有料(1000円+税)で、ご依頼日から2週間ほど作成に時間がかかります。
- 通常、診断書には、医学的診断名および発達検査数値を簡潔に記載いたします。支援の手がかり(助言)は記載されません。
- 原則、初期評価を終えてからの作成となります。初診日にはお渡しできません。くわしくは、診察時に医師にご確認ください。
- お子さまの状態や内容によっては、お受けできない場合があります。
Q. デイサービス意見書を作成してもらいたいのですが?
デイサービス意見書(正式名称:障害児・児童発達支援・放課後等デイサービス意見書)は作成可能です。ご依頼の際、デイサービス意見書作成のご希望と、受け取りたい時期を明確にお伝えください。書類一覧もご確認ください。
なお、デイサービス意見書は、医療機関以外での療育(福祉サービス)を利用開始・継続する場合に必要となります。当院で療育(リハビリ)を受ける場合は不要です。
【ご注意ください】
なお、デイサービス意見書は、医療機関以外での療育(福祉サービス)を利用開始・継続する場合に必要となります。当院で療育(リハビリ)を受ける場合は不要です。
【ご注意ください】
- デイサービス意見書は、有料(1000円+税)で、ご依頼日から2週間ほど作成に時間がかかります。
- 原則、初期評価を終えてからの作成となります。初診日にはお渡しできません。くわしくは、診察時に主治医にご確認ください。
- 当院でデイサービス意見書を受け取った後は、各自のお住まいの地域の窓口で、受給者証取得の手続きを行ってください。また、福祉サービスの詳しい利用方法や手続き方法、各事業所の特色については、地域の窓口または各事業所へおたずねください。
発達検査について
Q. 発達検査とは何ですか?
発達検査は、見た目の様子だけでは分かりにくい個々の発達の状態を客観的に捉えることを目的として実施する検査の総称です。数値(結果)や検査中のお子さまの様子(行動観察)から、多くの手がかりを得ることができます。数値(結果)の中には、IQ(知能指数)やDQ(発達指数)が算出されるものがありますが、これらは同年齢集団の中でのお子さまの発達レベルを示すもので、発達が平均的であれば100に近い値となります。
しばしば誤解されやすいことですが、発達検査のみで発達障害(神経発達症)の医学的診断に至ることはありません。医学的診断は、日常生活の様子や問診を含め、医師が慎重かつ多面的に判断します。
発達検査の方法には、検査者とのやりとりを通してお子さま自身が取り組むものや、検査者の質問に保護者の方が答えるものがあります。実施時間は、発達検査の種類やお子さまの年齢等によって異なります。なお、当院では、科学的根拠が高くスタンダードな発達検査を各種そろえています。種類の選択は、お子さまの年齢や発達段階、目的に応じて、当院の医師および検査者で慎重に判断いたしますので、ご不明な点があればおたずねください。
しばしば誤解されやすいことですが、発達検査のみで発達障害(神経発達症)の医学的診断に至ることはありません。医学的診断は、日常生活の様子や問診を含め、医師が慎重かつ多面的に判断します。
発達検査の方法には、検査者とのやりとりを通してお子さま自身が取り組むものや、検査者の質問に保護者の方が答えるものがあります。実施時間は、発達検査の種類やお子さまの年齢等によって異なります。なお、当院では、科学的根拠が高くスタンダードな発達検査を各種そろえています。種類の選択は、お子さまの年齢や発達段階、目的に応じて、当院の医師および検査者で慎重に判断いたしますので、ご不明な点があればおたずねください。
Q. 初めて発達検査を受けるので不安です。子どもにはどのように伝えておけばよいですか?
初めての場合はイメージがわかず、不安になりますね。当院の場合は、当日の開始前に検査者から一通りの説明や関係づくりを行い、お子さまの同意と安心感を確認してから実施するよう努めています。どうしても不安が強い場合は、事前の診察時に主治医にご相談いただく方がよいでしょう。
また、ご家族からお子さまへは、「大人の人と一緒にお勉強(クイズやパズル)をするみたいだよ」「最初に説明してくれるみたいだから、お話を聞いてみようね」と伝えておいていただけるとよいでしょう。「遊びに行くだけだよ」「テストだから良い点を取らないといけないよ」のように、極端な嘘やプレッシャーは与えないように、気を付けてください。
また、ご家族からお子さまへは、「大人の人と一緒にお勉強(クイズやパズル)をするみたいだよ」「最初に説明してくれるみたいだから、お話を聞いてみようね」と伝えておいていただけるとよいでしょう。「遊びに行くだけだよ」「テストだから良い点を取らないといけないよ」のように、極端な嘘やプレッシャーは与えないように、気を付けてください。
Q. 当日は何を用意して行けばよいですか?
【当日持ってきてください】
【ご注意ください】
- 診察券、保険証など通常の受診のご用意
- 『園・学校生活のレポート』(初診や事前診察で未提出の方のみ)
- 『受検票(〇〇を受ける方へ)』(保護者の方は事前に裏表をご一読ください)
- 水分補給用の飲み物
- 待ち時間にお子さまがリラックスや暇つぶしできる本や小さな玩具
【ご注意ください】
- 筆記用具は不要です。
- 当院で処方中のお薬に関しては、主治医の特別な指示がない限り、通常通り内服した状態でお越しください。内服に関してご不明な点は、事前に主治医にご相談ください。
- 体調管理をお願いします。発達検査はお子さまの体調が整った状態で受けていただくものですので、前日や当日に発熱(37.5度以上)、嘔吐、下痢、発疹等の症状がある場合、また、学級閉鎖の場合は、あらかじめご連絡ください。可能な範囲で近日での振り替えのご相談をさせていただきます。
Q. 発達検査の日程は選べますか?
当院の実施日は、原則、平日(月曜日・火曜日・水曜日・金曜日)です。該当日時の中から選んでいただくことは可能ですが、園・学校に通う時間帯と重なりますので、都合をつけていただきますよう、みなさまにお願いしております。当院で療育中の方は、療育担当者にご確認ください。
Q. 結果の説明を聞くことや今後の相談ができますか?
まず当院では、検査者が検査結果のまとめ(報告書の作成)を作成の上、お子さまの主治医に報告します。次に、検査日から2~3週間後に予約をお取りする結果診察にお越しいただきます。結果診察では、主治医から保護者の方へ、お子さまの発達の状態や今後の方針についてお話させていただきます。(結果報告書)もお渡しします。終了後、当院で引き続き療育(リハビリ)や定期診察受ける場合は、ご予約方法についてお伝えさせていただきます。また、特別支援教育や福祉サービスを利用することになれば、必要な診断書や意見書を発行いたします。当院で療育中の方は、療育担当者にご確認ください。
Q.『初期評価』『再評価』とは何ですか?
当院では、発達検査や知能検査を総合してお子さまの発達や状態を見立てることを『評価』と呼びます。さらに、初診後に最初に行う評価を『初期評価』、一定期間をおいて2回目以降に行う評価を『再評価』と呼びます。
Q.『再評価』を受けたいのですが?
就学や進学前の書類提出、現状の把握の目的などで、再評価を希望される方が多数おられるのですが、当院では希望の日時やタイミングですぐに実施できない状況にあり、大変ご迷惑をおかけしております。当院では、以下のように対応させていただいております。当院で療育中の方はこの限りではありませんので、療育担当者にご確認ください。
【再評価の目安】
【再評価の目安】
- 年度の前半(4月~10月)は、就学や進学前の書類提出、クラスの変更手続き等の予定がある方を優先します。希望時期の1年前からお電話または受診時に申し込んでいただくと、受付いたします。年度の前半が定員に達した場合は、年度の後半以降での実施となります。先着順のため、余裕を持って申し込んでください。
- 書類提出や手続きの予定がなく現状の把握を目的とされる方は、年度の後半(11月~3月)で実施いたします。希望時期の1年前からお電話または受診時に受付いたします。定員に達した場合は、次年度の後半以降での実施となります。
- 1回ごとの発達検査実施やまとめにかかる労力、お子さまの負担を考えると、頻回な再評価の必要はありません。
- 申し込みの前には、必ず前回の検査結果をご一読ください。書類提出や日常での支援には、前回結果を最大限ご活用ください。
- お電話での窓口は、心理士となります。
- 以下の3点を確認の上、実施の有無、実施の時期を決めます。①再評価の目的は何か?、②実施時期の希望はいつ頃か?(提出期限の有無)、③同一種類の発達検査の場合は前回から適切に間隔を空けているか(WISC-Ⅳは最低2年を空けてください)
- 検査当日とは別に、主治医による事前診察が必要となります。お電話にて、事前診察日を決定します。
Q. 他に発達検査を受けられる所はありますか?
当院以外であれば、幼児や小・中学生を対象とするのは、発達外来のある医療機関(一部の小児科や児童精神科)、市町村の教育や福祉の相談機関(児童相談所を含む)で受けることができます。いずれの機関においても希望者は多いので、数ヵ月待つことを前提に問い合わせてみてください。
検査の種類や費用、結果の提供方法、その後のフォロー体制は各機関で様々ですので、目的やニーズによって受検する機関は慎重に選択しましょう。また、必ずしも頻回に受検する必要はありませんし、受検する機関を特別な理由なく変更することは望ましくありません。同一種類の検査は一定期間を空けなければ受検できない(検査内容を記憶してしまうことによって適切な結果が得られない)場合があります。1回ごとの検査結果をきちんと把握していくことが大切です。
検査の種類や費用、結果の提供方法、その後のフォロー体制は各機関で様々ですので、目的やニーズによって受検する機関は慎重に選択しましょう。また、必ずしも頻回に受検する必要はありませんし、受検する機関を特別な理由なく変更することは望ましくありません。同一種類の検査は一定期間を空けなければ受検できない(検査内容を記憶してしまうことによって適切な結果が得られない)場合があります。1回ごとの検査結果をきちんと把握していくことが大切です。