グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



内視鏡コラム

内視鏡コラム


検査で「便潜血陽性」となったらどうしたらいい?

「便潜血陽性」とは「便に血が混じっている」ということです。その原因として、最も怖いのはやはり大腸がんです。
大腸がんは、がんによる死因のトップ3 に入る病気ですが、早期発見が出来れば、ほぼ100%治癒が期待できるがんです。
しかし、かなり進行するまで自覚症状はなく、無症状の時期に早期発見することが重要です。
そのためには、便潜血陽性の方には、大腸がんを早期発見するために、大腸カメラを受けて頂くことを強くお勧めしています。また、もう一つの大腸カメラを受けて頂くメリットとして、大腸カメラをすると、大腸がんになる可能性のあるポリープ(腺腫)の有無が分かりますので、大腸がんになる前に、「大腸がんの芽」のうちに切除することができます(痛くも痒くもありません)。
そうすることで、大腸がんの罹患率も死亡率も低下させることができることが報告されています。つまり、大腸がんのリスクを摘み取ることで、大腸がんになる前に、対処することができるわけです。このようにして、大腸がんを早期発見すること、さらに大腸がんの芽を摘み取っておくことで、大腸がんに命を脅かされることなく、長生きすることができるわけです。
ご家族に大腸がんの方がいる場合や、以前にポリープを切除した事のある方の場合は、大腸がんのリスクがありますので、特に大腸カメラを行うことを強くお勧めしています。

大腸がんの罹患率と死亡数

大腸がんの罹患率

男性はおよそ11人にひとり、
女性はおよそ14人にひとりが、
一生のうちに大腸がんと診断されています。

大腸がんの死亡数

大腸がんは女性のがんによる死亡数の第一位です。
男性では26,818人、女性は22,881人の方が
大腸がんで亡くなっています。(2015年)

出典:人口動態統計2015年(厚生労働省大臣官房統計情報部編)
  1. ホーム
  2.  >  内視鏡コラム