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診療科・部門

放射線部


放射線部 血管造影装置

放射線部では医師の指示のもと、迅速かつ正確な画像を提供しています。丁寧で分かりやすい検査の説明を心掛け、患者様の負担が少しでも軽減するように努めています。当院にある撮影機器は、一般撮影装置、X線ポータブル撮影装置、CT撮影装置、X線透視装置、血管造影装置です。
私たち放射線部はこれらの機器を通して患者様と向き合い、質の高い検査を目指しています。当院の放射線部は休日・夜間の緊急撮影の呼び出し対応の体制をとっており24時間体制で検査がおこなえます。

院内の電子ネットワーク化が進み、放射線画像もネットワークに乗って、診察室や病棟など院内のどこでも見られるようになっています。便利な画像ネットワークも重要ですが、私たち放射線技師は患者さまとの心と心のネットワークもさらに大切にしてゆきたいと思っています。

検査について

放射線科での検査の種類は以下のとおりです。

一般撮影

一般撮影は、放射線検査の中で最も多く行われている検査です。肺炎・腸閉塞(イレウス)・骨折の診断などに役立ちます。
ベッド上安静が必要な患者様に対しては、病室でポータブル撮影を行います。装置自体が移動することで患者様の負担を軽減することができます。

X線透視撮影

X線透視撮影は、動画でリアルタイムに確認しながら検査をすることができます。これを利用して、主に当院では上部消化管検査と嚥下造影検査を行っています。
上部消化管検査はバリウムという造影剤と胃を膨らませる発泡剤を飲み、食道・胃・十二指腸の動きや粘膜の状態、病変の有無を観察します。
嚥下造影検査(VF)はバリウムを含んだ食事をX線透視下で食べてもらい、嚥下運動や適切な食形態を評価・診断する検査です。

CT装置

CT撮影は、ドーナツ状の装置の中を通過した際に体の断面像(輪切り像)を撮影します。体の輪切り像だけでなく、様々な方向の断面像を作成できます。脳出血・肺炎・骨折の診断などに役立ちます。検査時間は5~10分と短く、寝台に横になるだけで検査が行えるため、痛みもなく、患者さまにかかる負担は軽微なものとなります。
また、造影剤という薬を用いて造影CTを撮影することがあります。
これにより、見えなかった腫瘍が見えたり、血流の悪い部分が分かるなどさらに情報量が多い画像を撮影できます。

血管造影

透析アクセスの血管造影診断や血管内治療をおこなっています。カテーテルと呼ばれる細い管を挿入し、造影剤を流しながらX線撮影を行うことで血管の状態や血液の流れを検査します。また、検査するだけでなく細くなった血管を拡げる検査をおこないます。手術を必要としないため身体への負担が少ない治療です。

X線検査による被曝がご心配の方へ

放射線科での検査は、ほとんどがX線(放射線の一種)を使う検査ですので、放射線障害を心配される患者さまもいらっしゃることでしょう。病院で検査のために使われるX線は、そのために障害が起こる恐れのあるような量に比べると桁違いに少なく、まず心配する必要はありません。それでも私たち診療放射線技師は、必要最小限の被曝量で済むように、また撮り直しをする事がないよういつも心がけて撮影していますので、ご安心ください。
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