令和２年度 重井医学研究所附属病院 病院指標

当院は、岡山県下では最大規模の透析施設・血液浄化療法センター【128床】と、ダイアライシス・アクセスセンターを有しており、腎臓病に関しては、診断・治療、そして血液透析・腹膜透析、アクセス管理など一貫した診療を行っています。そのため、腎臓病の専門病院として地域社会に認知されており、県内はもとより中四国から患者様が受診に来られます。高齢化も進み重度な複数の合併症を持たれている患者が多く、手術・処置が必要な方も多いため、平均在院日数は全国平均と比べると長くなっています。

当院は、低身長に対する成長ホルモン負荷試験の患者、感染症や熱中症による脱水の患者、その他、肺炎、喘息、腸炎などの急性期疾患、食物アレルギー負荷試験なども行っており、早期診断・治療へと繋げています。
上記疾患以外にも、ネフローゼ症候群、川崎病など、専門的治療を要する疾患に対しても診療を行っています。
注）「-」の表示は患者数が10人未満症例です。個人の特定が懸念されるため非公開としています。

外科の入院はがん患者が100％を占めており、そのうちの74%が食道癌患者です。次いで肝癌、胆管癌、咽頭癌、口腔癌、直腸癌と続いています。周術期管理センターを有しており、基幹病院と連携し、手術前後の全身管理に対応し、化学療法、リハビリテーション、経管理に特化し治療を行っています。内科と協力し合い周術期の患者受け入れを行っています。なお、術前化学療法や術前術後の全身管理を行うため、基幹病院へ手術目的で転院される患者様が多いく転院率が高くなっています。地域の医療施設と連携し、癌終末期の緩和治療にも力を入れています。
注）「-」の表示は患者数が10人未満症例です。個人の特定が懸念されるため非公開としています。

病院全体で、バスキュラーアクセス関係手術が80%、内視鏡的処置・手術が10%となっています。
ダイアライシス・アクセスセンター診察後手術適応になった患者様は内科に入院されることが多くこのような割合になっています。
内科では、内視鏡的胆道ステント術、内視鏡的胆道結石除去術、内視鏡的乳頭切開術、内視鏡的胃、十二指腸拡張術なども行っています。
注）「-」の表示は患者数が10人未満症例です。個人の特定が懸念されるため非公開としています。

手術は連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術、鼡径ヘルニア、食道狭窄拡張術等が内科・外科含め約1000例以上行われています。アクセス手術の患者は内科医師の協力体制があり、内科で患者を対応しているため外科の手術別患者数に反映されておりません。
注）「-」の表示は患者数が10人未満症例です。個人の特定が懸念されるため非公開としています。